記事 での「小説/小説家」の検索結果 106件
マーラーの音
一度、マーラーの交響曲を第1番から第9番まで順番にたどってみようと、ここ2週間ほど、毎日のように聴いてみました。彼の交響曲は長大なのが多く、また感情移入しにくいのもあり、ゆっくりとした時間がとれる現..
タグ: 小説/小説家 1860年 音楽 交響曲 マーラー クレンペラー クルレンツィス シャイー ショルティ バーンスタイン
大阪人の『高慢と偏見』
関西には「いけず」という言葉があります。ちょっと意地悪とでもいったニュアンスです。逆には「いける」という言葉があり「イケメン」は日常語です。かっては「イカス」という言葉もありました。関西の「いけ..
タグ: いけず 細雪 谷崎潤一郎 オースティン 高慢と偏見 大阪 船場 関西 芦屋 神戸
いい湯だな
昔の作家たちはよく温泉宿に長期逗留しています。それというのも、当時は東京の下宿代より宿賃の方が安かったそうです。川端康成などは学校へはあまり出席せず、伊豆湯ヶ島の湯本館に滞在することが多く、大学の仲..
タグ: 小説/小説家 嵐山光三郎 温泉 芥川龍之介 川端康成 内田百閒 大正 伊豆 湯ヶ島 修善寺
ファン・レターとして
先日、中国文学者の高島俊男さんが他界されました。週刊文春に連載した『お言葉ですが・・・』のシリーズや新書版での「漢字」にまつわる話などいつも楽しみにしていました。深い学識がたくまぬユーモアに包まれて..
タグ: 評論 小説/小説家 高島俊男 向田邦子 嵐山光三郎 中国文学 エッセイ 週刊文春 シナリオ・ライター 七人の孫
お稲を継ぐ人たち
ここしばらく巣ごもり生活が続いています。たまに出かけるのは定期的な病院受診くらいです。待合の長椅子に座っていると、若い女性医師をよく見かけます。調べてみると医師全体では女性の割合は 20%位です..
タグ: 小説/小説家 医学 歴史 シーボルト 幕末 明治 長崎 宇和島 愛媛県 長崎県
『目玉』の短篇小説
人に会わない生活などといえば、本でも読むか音楽でも聴くくらいしか思い浮かびません。あいにく目が疲れるので、映画など画面に映るものは長くは観ていられません。自然といつも何か面白そうな本はないかと物..
タグ: 岡山県 房総半島 目玉 大学生 丸谷才一 清岡卓行 柏原兵三 吉行淳之介 群像 荒川洋治
郷土の力士
大相撲九州場所は相変わらず照ノ富士の強さが目立ちます。兵庫県出身の大関・貴景勝も今場所は調子が良さそうです。大相撲では取り組みの前に、必ず出身地が紹介されます。それだけ郷土の代表という意識が強いので..
タグ: 本 淡路島 島 照強 評論 宮本徳蔵 文庫 相撲 北杜夫 斎藤茂吉
失われた世代
ヘミングウェイの小説『日はまた昇る』の巻頭には
「あなたたちはみんな、自堕落な世代((ロスト・ジェネレーション)なのよね」
ーーーガートルード・スタインの言葉..
タグ: 小説/小説家 翻訳 アメリカ文学 ガートルード・スタイン 失われた世代 ヘミングウェイ ロスト・ジェネレーション 文庫 高見浩 日はまた昇る
小説と映画の微妙な関係
「読んでから見るか 見てから読むか」というコピーがありましたが、5月の毎日新聞の書評欄に、菅野昭正『小説と映画の世紀』(未来社)という本が取り上げられていました。評者の川本三郎が<本書は、二十世紀と..
タグ: 本 評論家 映画 川本三郎 今週の本棚 書評 新聞 異邦人 カミュ 毎日新聞
柔道観戦の楽しみ
柔道は一度もやったことが有りませんが、ここのところ毎日、夕方のテレビで、オリンピックの柔道観戦を楽しんでいます。敗者復活戦、準決勝、3位決定戦、決勝と熱戦が続きます。相撲は1日1番、水泳も予選、準決..
タグ: プーチン 小説/小説家 オリンピック 東京オリンピック 柔道 姿三四郎 映画 テレビ 黒澤明 美空ひばり
小説を読み解く
川本三郎が『『細雪』とその時代』(中央公論新社)という本を出したので、楽しみに読んでいます。谷崎潤一郎の小説『細雪』の世界を、色々の切り口から眺め、どんな時代であったか、どんな場所であったかと、..
タグ: 兵庫県 細雪 谷崎潤一郎 芦屋 神戸 評論 川本三郎 大阪 阪神間 田中千代
個人的な感想
去年の秋、学生時代に買ったまま未読だった大江健三郎『洪水はわが魂に及び』を取り出して読み始めたのですが、四分の一ほど読んで止めました。物語の世界に入り込めなくて、読むのが苦痛になりました。もしかした..
タグ: 逝去 大江健三郎 大学生 開高健 江藤淳 司馬遼太郎 評論 1960年代 1970年代 評論家