記事 での「俳句/俳人」の検索結果 79件
一句を読み解く
何ヶ月かまえ、毎日新聞の書評欄で渡辺保(演劇評論家)が「斬新な日本文化論が現れた」として、恩田侑布子『渾沌のラマン恋人 北斎の波、芭蕉の興』(春秋社)という本を紹介していたので、取り寄せてみまし..
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物語の始まり
お盆も過ぎ、日の暮れも少しはやくなると、夏も終わりだと感じます。天気も不順で、雨や風の日が多くなりました。
夕顔の花一ツ咲き二ツ咲き
しづかに秋のしのびよる宵 (内藤 濯)
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春の夕暮れ
菜の花の夕ぐれながくなりにけり (長谷川素逝)
菜の花といえば黄色一面の風景を思い描きますが、金田一春彦*によれば、 < 秋田県・岩手県の境あたりに行くと、「菜の花がまっさおに咲い..
タグ: 俳句/俳人 与謝蕪村 長谷川素逝 エッセイ 金田一春彦 評伝 評論 新書 文庫 黄色
春の散歩
すっかり春になったので、久しぶりに紀ノ川の堤を散歩しました。土手には黄色いタンポポが咲き、空ではさかんにヒバリが囀っています。川面はきらめき、河川敷では子供たちがボール遊びをしています。しばらく歩く..
タグ: 筋力 川 握力 鳥 動物 散歩 花 ヒバリ 進化 歌人
年の始めに
また、一年が始まりました。年齢を重ねてくると新年の感慨も薄れてきます。もう大方のものごとは見てきたような気もします。ただ、この一年どう生きてゆくか、多少不安な気持ちも湧いてきます。
老妻の叱..
タグ: 新型コロナウイルス 筏井嘉一 阿部みどり女 川田順 窪田空穂 初夢 夢 俳句/俳人 和歌/短歌 歌人
師走の句歌
時雨とともに冬の気配が訪れます。今年も残り少なくなったと、何か焦るような気持ちが湧いてきます。そして初時雨には軽い驚きが伴います。
ででむしのえりうつくしき初時雨 (三好達治)
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タグ: 俳句/俳人 和歌/短歌 三好達治 良寛 西行 紫式部 松尾芭蕉 与謝蕪村 時雨 ででむし
地球の果てから
街中に出かけることが無くなったので、先日、onlineで CDを注文しましたが、発送予定日が12月16日と2ヶ月も先になっていて驚きました。地球の果てからでも、もう少し早く届きそうに思いますが、..
タグ: お取り寄せ 宅配 巻き爪 巣ごもり 俳句/俳人 CD 新型コロナウイルス 木下夕爾
芭蕉の手紙
9月になり日暮れが早くなりました。ランドセル姿のこどもたちが家の前の道を通っています。夏休みも終わりです。
季節が変わりだしていますが、ここ1年近く何処にも出かけていません。8月にあった兄の..
タグ: 静岡県 松尾芭蕉 曾良 俳句/俳人 箱根 三島 島田 金谷 東海道 元禄
秋の風
今年の夏は天候が不順です。やっと青空がのぞくようになったと思えば、庭に萩が咲き、もう秋の気配です。
陽暦8月28日、『奥の細道』の旅で松尾芭蕉は富山県高岡に着いています。「翁、気色不勝。..
タグ: 俳句/俳人 和歌/短歌 歌人 松尾芭蕉 曾良 秋 丸谷才一 金森敦子 藤原敏行 渡辺水巴
セミが鳴いた
きょう、いっとき太陽が現れたとき、セミが一斉に鳴き出しました。ほんの数分でしたが、ことし始めて聴きました。そのあと、また雨が降りだしました・・・。 動物学者の日高敏隆さんのエッセイにはよくセミの話題..
タグ: 嵐山光三郎 自然観察 松尾芭蕉 夏 寿命 セミ 俳句/俳人 日高敏隆 本 エッセイ
人間の自然
与謝蕪村から三百年というと、はるか昔という感じがしますが、身の回りに百歳以上のひとが何人も居ると、そうでもないかと思えます。 十数年前に福井の一乗谷・朝倉氏遺跡へ行ったとき、復元された戦国時代の武家..
タグ: 福井県 一乗谷 朝倉氏遺跡 適応 戦国時代 昭和 与謝蕪村 俳句/俳人
干しダコの味
このあいだ頂いた干しダコはまだ食べていませんが、堀井令以知『ことばの由来』(岩波新書)を読んでいると、こんな文章がありました。
<「引っ張りだこ」といえば、方々から求められ期待されるさまのこ..
タグ: 引っ張りだこ 磔 いかのぼり 堀井令以知 凧揚げ 新書 エッセイ タコ 魚 語源