記事 での「俳句/俳人」の検索結果 79件
記憶の水路
今日は東大寺二月堂のお水取りです。関西ではお水取りが過ぎると、春が実感されます。やっと明日からは暖かくなることでしょう。
十五年ほど前、ちょうどお水取りの日に、東大寺の近くで集まりがあったの..
タグ: 全集 奈良 ドイツ文学 俳句/俳人 お水取り 白洲正子 松尾芭蕉 池内紀 若狭 春
空と海の道
鷹ひとつ見つけてうれし伊良湖崎 (松尾芭蕉) 貞亨四年(1687年)、芭蕉は渥美半島の村に流刑となっている愛弟子・杜国を訪ね、再会を喜びます。その後、鳥羽から吉野へと伴に旅をします。 伊良湖岬は鷹の..
タグ: タカ 1687年 松尾芭蕉 鳥 樋口広芳 椰子の実 ハチクマ 島崎藤村 愛知県 自然観察
椿の落ち方
やはり二月はいつの間にかすぎて、今日から三月ですが、終日、雨が降って寒いです。早々にカーテンを閉めて、部屋が冷えるのを防ぎます。 落ちざまに水こぼしけり花椿 (芭蕉) 椿落ちてきのふの雨をこぼしけり..
タグ: 花 松尾芭蕉 与謝蕪村 髙橋治 夏目漱石 椿 俳句/俳人 ツバキ 植物 評論
居なくなったもの
青蛙おのれもペンキぬりたてか (龍之介) J. ルナール『博物誌』のもじりだそうですが、あの質感がよくでています。 親になった雨蛙は木の上にいて、エサの虫を狙っているので、英語では tree fro..
タグ: スズメ 鳥 芥川龍之介 俳句/俳人 ルナール 日高敏隆 カエル ツボカビ 本 雨蛙
京都とウィーン
今朝の新聞には、与謝蕪村のゆくえの分からなくなっていた句集がみつかったという記事が出ていました。それを見てアレッと思ったのは蕪村の1716年という生年でした。 なんとなく蕪村といえば、正岡子規や萩原..
タグ: 萩原朔太郎 正岡子規 1716年 ウィーン 京都 与謝蕪村 モーツァルト 1756年 俳句/俳人
ビスケットを食べて
秋晴れの爽やかな天気が続いています。日暮れがめっきり早くなり、仕事を終えて帰るころには暗闇になっています。これから二月まで段々と気温が下がっていくのかと思うと、気分がひきしまります。 このあたりは南..
タグ: 紅葉 南禅寺 高浜虚子 秋 ビスケット 紅茶 俳句/俳人
鍋の季節
冬になると、鍋料理の話題が多くなります。ネギとか白菜とかゴボウとか、脇役の野菜がいい味になります。主役は魚でもトリでもシシでも・・・その時々でいろいろ考えられます。 葱買て枯木の中を帰りけり (蕪..
タグ: 冬 白菜 ネギ ねぶか 鍋 与謝蕪村 食物 鍋料理 ゴボウ 俳句/俳人
濃厚な生活
ここ数日、各地で雪が降っているようです。南国の当地でもみぞれがふっていました。静けさのなかに雪降り積む・・・。 いくたびも雪の深さを尋ねけり (子規) 仰臥の生活をおくる正岡子規の視線が感じられ..
タグ: 根岸 子規庵 俳句/俳人 評伝 本 歌人 正岡子規 関川夏央 東京 雪
飯蛸の季節
数日前、新聞をながめていると、イイダコが話題になっていました。イカナゴとともに瀬戸内海の春を感じさせる食べ物です。こどもの頃には、鍋一杯に煮て、飽きるほど食べました。 飯蛸に飯なき春の寒かな 飯蛸や..
タグ: 高井几董 飯蛸 瀬戸内海 食物 イイダコ 椿 ツバキ 花 淡路島 島
六月の香り
週末、本箱の横で寝ころがっていると、ドンと地震がありました。紀伊水道が震源といっていました。月曜日、出勤途中に緊急地震速報があって、数秒後に車が揺れました。大阪北部に被害がありました。ここ25年ほど..
タグ: 俳句/俳人 鷗の渡し 花 パソコン 正岡子規 陳舜臣 孟浩然 森鷗外 永井荷風 地震
峠越えの趣味
柳田國男「峠に関する二三の考察」を読んでいると、近江は四境ことごとく山なので、隣国へ越える五十二の峠路があると書いてあります。山城へ十八、伊賀へ八、伊勢へ九・・・といった具合です。
山の鞍部..
タグ: たわ 松尾芭蕉 本 滋賀県 1910年 柳田國男 峠 語源 近江 俳句/俳人
サザンカの咲く道
「さざんかさざんかさいたみち」という童謡があります。サザンカといえば赤い花を思い浮かべますが、杉本秀太郎文 安野光雅絵『みちの辺の花』(講談社学術文庫)を見ていると
<白い花がうとんじられて..
タグ: たきび 金田一春彦 倒語 冬の日 サザンカ 花 歌仙 山茶花 松尾芭蕉 杉本秀太郎