記事 での「本」の検索結果 9,499件
「顔」のでき方
良くできた科学読み物は事実を羅列するだけでなく、事実と事実の間に物語を見つけて語り、読者を驚かせ、新しい世界を見開かせてくれます。
池澤夏樹が毎日新聞の 2021年「この3冊」に馬場悠男『「顔..
タグ: 歴史 池澤夏樹 食物 骨 新書 新聞 書評 顔 人類学 馬場悠男
椿の落ち方
やはり二月はいつの間にかすぎて、今日から三月ですが、終日、雨が降って寒いです。早々にカーテンを閉めて、部屋が冷えるのを防ぎます。 落ちざまに水こぼしけり花椿 (芭蕉) 椿落ちてきのふの雨をこぼしけり..
タグ: 花 松尾芭蕉 与謝蕪村 髙橋治 夏目漱石 椿 俳句/俳人 ツバキ 植物 評論
季節の句歌
今年は早い梅雨入りで、うっとうしい日が多いようです。巣ごもり状態だったうえ、たまの散歩もままなりません。気晴らしに『句歌歳時記 夏』(山本健吉編著 新潮社)を眺めています。
五月雨(さみ..
タグ: 和歌/短歌 山本健吉 夏 梅雨 虫 松尾芭蕉 与謝蕪村 大野林火 山口青邨 北原白秋
楽しみな本
先日、本屋さんの棚を眺めていると、森まゆみ『子規の音』(新潮社)という本がありました。手に取ってみると
くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる(子規)
という歌から始ま..
タグ: 本 春雨 根岸 正岡子規 森まゆみ 歌人 評伝 薔薇 和歌/短歌 バラ
七つだち
旧暦の季節感や、昔の時刻の呼び方を身につけるのは、なかなか難しいものです。池内紀『東海道ふたり旅 道の文化史』(春秋社)を読んでいると、「お江戸日本橋 七つだち・・・」という唄が出てきます。「七つ」..
タグ: 七つ 日本橋 語源 暦 東海道 池内紀 戸塚 時刻 旧暦 本
川を渡る
東海道といえば箱根の関所とか大井川の川渡しが思い浮かびます。箱根には何度か行って、関所跡も見学したことがありますが、大井川はいつも、知らない間に新幹線で通り過ぎるだけです。
川渡しといっても..
タグ: 歌川広重 大井川 池内紀 蓬莱橋 川 紀行 静岡県 宿場 東海道 江戸時代
芭蕉の手紙
9月になり日暮れが早くなりました。ランドセル姿のこどもたちが家の前の道を通っています。夏休みも終わりです。
季節が変わりだしていますが、ここ1年近く何処にも出かけていません。8月にあった兄の..
タグ: 静岡県 松尾芭蕉 曾良 俳句/俳人 箱根 三島 島田 金谷 東海道 元禄
幻の月山
鳥海山は秋田へ出かけたおり、レンタカーで友人たちと中腹まで行きましたが、山形県の月山は見たことがありません。大学生のころ、奥羽本線の夜行列車の暗い窓を覗き、昼間なら月山が見えるのだろうか? と、口惜..
タグ: 本 山 山形県 奥羽本線 大学生 鳥海山 秋田県 森敦 月山 おくの細道
99歳の学園小説
人は 85歳を過ぎたころから記憶が定着しにくくなったり、周囲の状況にそぐわない行動をしたりして、日常生活に支障をきたすようになる例が多くなるようです。ヒトというシステムの耐用年数がそれくらいなん..
タグ: 小説/小説家 本 読売文学賞 日本文学大賞 若松賤子 老化 認知症 明治女学校 勝海舟 巌本善治
おかしな英語のなりたち
ことばの成り立ちを知るのはおもしろいものです。日本語がどんな風にできたのかは難しい問題のようですが、長男の子供が中学生になったので、英語の歴史を振り返ってみようと、本箱からジェーン・サーノフ『絵..
タグ: ブリテン島 ノルマンディ公ウイリアム ケルト ローマ人 アングロ・サクソン人 バイキング 本 ラテン語 1066年 B.C.55年
本の熱量
当地でも、きのうソメイヨシノが咲き出したようです。去年より5日遅く、例年並みとのことです。今年は熊野ザクラを見に行きたいと思っていたのですが、用事や腰痛で、出かけられませんでした。
これから..
タグ: 本 第一次世界大戦 京都 和歌/短歌 歌人 若山牧水 サクラ 春 島崎藤村 河盛好蔵
時間をつぶす
世の中はいろいろと騒がしいですが、日々の暮らしの中で、どんなふうに生きてゆけばよいのか、高齢者とよばれるようになった今でも五里霧中です。とりあえず、手元にある本をよんだり、音楽を聴いたりして時間をつ..
タグ: 小説/小説家 本 高齢者 外国文学 ドイツ文学 ヘッセ ガラス玉遊戯