記事 での「本」の検索結果 9,499件
計算がきり開く世界
先月の始め頃、毎日新聞の書評欄で養老孟司が森田真生『計算する生命』(新潮社)という本を取り上げ、<読み終わって、評者自身はまことにすがすがしい思いがあった。純粋にものを考えるとは、なんと気持ちのいい..
タグ: 書評 デカルト ガウス ウォリス 毎日新聞 新聞 養老孟司 森田真生 数学者 小林秀雄賞
岬へ
春の岬 旅のをはりの鷗どり 浮きつつ遠くなりにけるかも (三好達治) 詩碑は達治ゆかりの福井県の東尋坊にたっていますが、ゆったりとした歌の調子からは、どこか温暖な地方の岬がふさわしい..
タグ: 冬 冬至 詩/詩人 小説/小説家 紀行 エッセイ 潮騒 伊良湖岬 岬 愛知県
安眠の友
日の暮れがすっかり早くなって、来週は冬至です。今日は冷たい風が吹いていますが、先日までは小春日和のようでした。師走の気分になりにくいようです。 以前は忘年会にも参加して、夜の街を通り過ぎれば、クリス..
タグ: 福岡伸一 冬 冬至 Do little ドリトル先生 本
暑い夜に閑話
台風が通り過ぎて、一気に真夏になりました。今日は暑さになじんでいないせいか、体が少しふらつくような感じがします。この夏をどうやり過ごすか、思案します。
この間から読んでいる森銑三『明治人..
タグ: エッセイ 評伝 明治 柳田國男 井上通泰 森鷗外 森銑三 文庫 回想 本
たなざらしの本
梅雨になって空気中の水分が増えたようです。買ったまま読んでいない本がたくさんあります。次にどれを読もうかと、しっけた本箱から取り出してみたのは、四方田犬彦『先生とわたし』(新潮社)です。奥付をみると..
タグ: CD オール讀物 エッセイ 四方田犬彦 丸谷才一 本
今週の本棚
今日は日曜日なので、新聞の書評欄を楽しみにのぞきます。毎日新聞では「今週の本棚」という題で三面続きになっています。 市場で魚や野菜が店先に並べられるように、ちょうど本もとれたての、今が旬ですよという..
タグ: 堀江敏幸 片岡義男 中島京子 叔父 シベリア 書評 若島正 毎日新聞 今週の本棚 佐藤泰志
マンボウになるまで
北杜夫といえば「どくとるマンボウ」シリーズがよく知られていますが、大学生のころ父親の看病をしながら、『楡家の人びと』を読んだ憶えがあります。夜中に「背中をさすれ」などと何回も起こされ、看病は一晩で根..
タグ: 山 講演 大学生 虫 チョウ 叔父 信州 長野県 昆虫採集 斎藤茂吉
広島の想い出
広島へ始めて行ったのは高校生になる春休みだったと思います。兄が結婚して住んでいたので、一週間ほど遊びにいきました。毎日、出歩いて見学して廻りました。縮景園、比治山、金座、平和公園などを憶えています。..
タグ: オバマ 兄弟 広島県 広島 1964年 J.ダワー 敗北を抱きしめて 高校生 本
幕末にアリス
本屋さんにでかけると、今年はルイス・キャロル『不思議の国のアリス』が出版されて150年ということで、新訳が数種類ならんでいました。150年前といえば、日本では慶応元年で幕末の動乱期です。人斬り以蔵や..
タグ: 1865年 村上春樹 不思議の国のアリス 高山宏 ルイス・キャロル 佐々木マキ イギリス文学 ガロ 漫画 つげ義春
師弟の機微
去年、読んだ『不思議の国のアリス』(亜紀書房)の訳者・高山宏は『先生とわたし』(新潮社)の著者・四方田犬彦と共に由良君美の門下生だったそうです。由良君美は慶応の大学院で西脇順三郎のゼミで江藤淳の三年..
タグ: 江藤淳 四方田犬彦 西脇順三郎 高山宏 不思議の国のアリス イギリス文学 由良君美 師弟 学問 評伝
時代は変わる
経済のことはまるっきり分からないので、新聞で「マイナス金利」とか「量的緩和」などといった言葉が頻出していても、意味するところうがよく理解できません。そういえば2年ほどまえ、水野和夫『資本主義の終焉と..
タグ: 水野和夫 金利 利潤率 グローバリゼーション 中心 歴史 経済 周辺 資本主義 ボブ・ディラン
歴史の教訓
疾病と歴史との関わりでは、昔に読んだルネ・デュボス『健康という幻想』や J.ダイヤモンド『銃・病原菌・鉄』などを思い出しますが、天災と歴史の関係という観点に立った磯田道史『天災から日本史を読みなおす..
タグ: 1596年 地震 伏見城 1586年 病原菌 天災 磯田道史 新書 歴史 豊臣秀吉