記事 での「和歌/短歌」の検索結果 45件
マスクの茂吉
山本健吉『句歌歳時記 春』(新潮社)を眺めていると、斎藤茂吉のこんな歌が目に止まりました。
冴えかへるこのゆふまぐれ白髭(しろひげ)に
マスクをかけてわれ一人ゆく 『霜』..
タグ: 山本健吉 斎藤茂吉 握りめし ツバメ ツバクラメ ウナギ 食物 歌人 山形県 川
遊女の歌
月の綺麗な季節になってきました。平安時代末期に編纂された『千載和歌集』に月を詠んだ、こんな歌が収められているそうです。
数ならぬ身にも心のあり顔に
独りも月を眺めつるかな (..
タグ: 平安時代 千載和歌集 和歌/短歌 歌人 遊女 梁塵秘抄 後白河院 藤原俊成 映画 ブリジット・バルドー
秋の風
今年の夏は天候が不順です。やっと青空がのぞくようになったと思えば、庭に萩が咲き、もう秋の気配です。
陽暦8月28日、『奥の細道』の旅で松尾芭蕉は富山県高岡に着いています。「翁、気色不勝。..
タグ: 俳句/俳人 和歌/短歌 歌人 松尾芭蕉 曾良 秋 丸谷才一 金森敦子 藤原敏行 渡辺水巴
魚の泪
松尾芭蕉が『奥の細道』の旅に出立したのは、元禄2年(1689)3月のことですが、<千住といふところにて舟をあがれば、前途三千里の思ひ胸にふさがりて、幻のちまたに離別の泪をそそぐ。>
行く春..
タグ: 千住 秋田県 紀行 和歌/短歌 歌人 動物 鳥 虫 ウグイス ホトトギス
季節の句歌
今年は早い梅雨入りで、うっとうしい日が多いようです。巣ごもり状態だったうえ、たまの散歩もままなりません。気晴らしに『句歌歳時記 夏』(山本健吉編著 新潮社)を眺めています。
五月雨(さみ..
タグ: 和歌/短歌 山本健吉 夏 梅雨 虫 松尾芭蕉 与謝蕪村 大野林火 山口青邨 北原白秋
月日の残像
瀬戸内海の島といえば木下惠介「二十四の瞳」、新藤兼人「裸の島」、篠田正浩「瀬戸内少年野球団」といった古い映画を思い出します。 木下惠介の助監督をしていたこともある山田太一の『月日の残像』(新潮社)と..
タグ: エッセイ 寺山修司 瀬戸内海 兄弟 歌人 山田太一 木下惠介 島 本 和歌/短歌
楽しみな本
先日、本屋さんの棚を眺めていると、森まゆみ『子規の音』(新潮社)という本がありました。手に取ってみると
くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる(子規)
という歌から始ま..
タグ: 本 春雨 根岸 正岡子規 森まゆみ 歌人 評伝 薔薇 和歌/短歌 バラ
春が来た
通勤の道を、今日は山越えのルートに変えてみました。車窓に梅畑の花が眺められます。昨日からめっきり暖かくなって、光があふれています。去年は開花が遅く、梅祭りができなかったように憶えています。
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タグ: 正岡子規 和歌/短歌 宗佑磨 福本豊 春 野球 花粉症 ウメ 梅 イチロー
本の熱量
当地でも、きのうソメイヨシノが咲き出したようです。去年より5日遅く、例年並みとのことです。今年は熊野ザクラを見に行きたいと思っていたのですが、用事や腰痛で、出かけられませんでした。
これから..
タグ: 本 第一次世界大戦 京都 和歌/短歌 歌人 若山牧水 サクラ 春 島崎藤村 河盛好蔵
カツオの街
この季節になると、夕方に町の食堂に入ると、カツオの刺身が食べられます。この辺りでは、タタキより刺身が好まれるようです。船が帰ってきて数時間だけの楽しみです。
カツオの中にモチガツオと呼ば..
タグ: 黒潮 食物 若山牧水 魚 モドリガツオ モチガツオ カツオ 歌人 夏 和歌/短歌
映画の中の風景
今日は青空が見えて、羊雲が浮かんでいます。風が乾いていて、秋の気配を感じます。夏休みが終わったと思ったら、近隣の小学校ではもうインフルエンザが流行っているそうです。
小狐の何にむせけむ..
タグ: セミ 全集 小津安二郎 ヒグラシ 東京 昭和 映画 杉村春子 荒川 北杜夫
南紀の風光
16年ほど住んだ南の町を引き上げて、旧居にもどることにしました。南国では陽光が明るく、空の色を写して晴れた日には海はライト・ブルーです。何よりも温暖で体がのびのびします。
食べ物は魚介類..
タグ: 有間皇子 和歌山県 1201年 イカ 赤ッポ 弁慶 マグロ 歌人 岩代 田辺