記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,731件
観音・勢至もろともに
(9)観音・勢至もろともに
菩薩和讃の4首目。
「観音・勢至もろともに 慈光世界を照曜(しょうよう)し 有縁を度してしばらくも 休息(くそく)あることなかりけり」(第19首)。
「..
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現在と過去
(8)現在と過去
過去は「過ぎ去った」こととして〈いま〉想起することにおいてのみあります。過去は現在あるということです。もちろん過去と現在は異なります。過去は「過ぎ去った」ことですし、現在は「..
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娑婆と浄土
(7)娑婆と浄土
こちらに地球があり、向こうに月があるように、こちらに娑婆があり、向こうに浄土があるのでしょうか。どうも娑婆と浄土はそのような空間的な関係ではなさそうです。
『末燈鈔』第..
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十方衆生のためにとて
(6)十方衆生のためにとて
菩薩和讃の3首目です。
「十方衆生のためにとて 如来の宝蔵あつめてぞ 本願弘誓に帰せしむる 大心海を帰命せよ」(第18首)。
「衆生のために菩薩衆、如..
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還相の菩薩
(5)還相の菩薩
第二十二願は還相回向の願と呼ばれます。浄土へ救われていく姿が往相(自利の相)であるのに対して、浄土から娑婆に還る姿が還相(利他の相)です。
これはともすると、現世では往相..
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穢国にかならず化するなれ
(4)穢国にかならず化するなれ
菩薩和讃の2番目です。
「安楽無量の大菩薩 一生補処(いっしょうふしょ)にいたるなり 普賢(ふげん)の徳に帰してこそ 穢国(えこく)にかならず化するなれ..
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弥陀初会は「いま」はじまる
(3)弥陀初会は「いま」はじまる
「いま」の幅を思い切り長く取りますと、たとえば「いまは間氷期で、いずれ次の氷河期が来る」と言うとき、この「いま」は数万年の長さがあります。
この場合の「い..
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「いま」ということ
(2)「いま」ということ
「いま」ということばはおもしろい。「はやく来なさい」と言われて「いま行きます」というとき、まだ行っていません、「これから」行くのです。もちろん「ずっと先」のことではな..
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弥陀初会の聖衆は
第3回 讃阿弥陀仏偈和讃(その2)
(1)弥陀初会の聖衆は
十二光仏を讃える和讃の後、浄土の聖衆(しょうじゅ、菩薩たち)を讃える和讃11首がつづきます。その第1首。
..
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本願に遇えた喜びは
(26)本願に遇えた喜びは
まず確認しなければならないのは、本願に遇えた喜びは、同時に悪人であることを自覚する悲しみでもあるということです。喜びがただ喜びとしてあるのではなく、それをクルッと..
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光明日月に勝過して
(25)光明月日に勝過して
あるとき突然光に照らされる思いがして不思議の感にとらわれるのですが、それは本願に「あひがたくしていまあふことをえた」ことの不思議であり、ひいては、もうすでに存在しな..
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あひがたくしていまあふことをえたり
(24)あひがたくしていまあふことをえたり
本願に「あひがたくしていまあふことをえた」とき、突然光に照らされるように感じるのですが、それは本願をふと思いだしているのに違いありません。実はもう..
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