記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,731件
「信の一念」と「行の一念」
(7)「信の一念」と「行の一念」
「一念大利無上なり」の「一念」について。ちょっと煩わしい話ですが、真宗の教学では「信の一念」と「行の一念」が区別されます。
本願成就文の「信心歓喜せんこと..
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一念大利無上なり
(6)一念大利無上なり
安楽浄土はこの娑婆世界とは別のところに(西方十万億土のかなたに)あるのではありません。さりとて、この娑婆世界の中にあるとも言えない。無限はもちろん有限ではありませんが、..
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已今当の往生は
(5)已今当の往生は
「無限なるもの」としての浄土については、ただ否定的に(「~でない」と)語ることができるのみで、肯定的に(「~である」と)語ることはできないということです。
次の和讃は..
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無限とは
(4)無限とは
ある数に1を加えるという操作を考えてみます。1に1を加えて2となり、その2に1を加えて3となり、その3にまた1を加えて、という具合にこの操作はどこまでも続けていくことができ、数..
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退屈きわまりない
(3)退屈きわまりない
経典が描く浄土のありさまは、どうしてこうもリアリティがなく、退屈きわまりないのだろうと述べましたが、われらの想像力は所詮その程度のものだと言わんとしているのではないでし..
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とくともつきじとのべたまふ
(2)とくともつきじとのべまたふ
龍樹の「空」を学んだ曇鸞が浄土経典のこうした記述を文字通りに受け取ったとは考えられません。
この和讃のもとになっている曇鸞の偈を見ますと、こうあります。「..
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天上天下にたぐひなし
第4回 讃阿弥陀仏偈和讃(その3)
(1)天上天下にたぐひなし
『浄土和讃』は冒頭の冠頭讃2首につづいて、曇鸞の「讃阿弥陀仏偈」をもとにした和讃48首がきます。これまで..
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往生かならずさだまりぬ
(26)往生かならずさだまりぬ
そして「信楽まことにときいたり、一念慶喜する」のです。「帰っておいで」の声が聞こえて、「ああ、うれしや」の思いが膨れあがります。
ある折に、見知らぬ方の「こ..
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一念慶喜するひとは
(25)一念慶喜するひとは
曽我量深氏の名言に「むかしの本願がいまはじまる」がありますが、「むかしの本願」を知っていることと、それが「いまはじまる」ことはまったく別のことです。
またぼくの..
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おほきに所聞を慶喜せん
(24)おほきに所聞を慶喜せん
そのことが次の和讃でうたわれます。
「十方諸有の衆生は 阿弥陀至徳の御名をきき 真実信心いたりなば おほきに所聞を慶喜(きょうき)せん」(第25首)。
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正定聚に定まるのは<いま>
(23)正定聚に定まるのは〈いま〉
改めて確認しておきますと、正定聚に定まるとは「必ず仏になれると約束されること」ですから、来世において正定聚に定まるということは、来世にその約束をしてもらえる..
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正定聚とは
(22)正定聚とは
それが次の和讃です。
「安楽国をねがふひと 正定聚(しょうじょうじゅ)にこそ住すなれ 邪定(じゃじょう)・不定聚(ふじょうじゅ)くにになし 諸仏讃嘆したまへり」(第..
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