記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,731件
見ることの帝国主義
(19)見ることの帝国主義
弥陀の本願に遇い、そこに浄土の荘厳があらわれると言われますと、ぼくらはそのさまをじっと見ようとします。ほれぼれと味わえばいいのに、じっと見ようとする。
そこには..
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浄土の荘厳は「いま、ここ」に
(18)浄土の荘厳は「いま、ここ」に
では「無限」はどこにあるのかといいますと、「いま、ここ」にしかありません。この娑婆世界の「有限」のただ中に浄土の「無限」はある。もちろん「無限」は「有限」..
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数限を超ゆ
(17)数限を超ゆ
ぼくらの頭はものごとをつねに三次元の空間の中において考えるようになっています。ですから、浄土があるとなりますと、すぐさまこの娑婆から空間的に遠く離れた世界を思い描きます。こ..
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方便化身の浄土なり
(16)方便化身の浄土なり
次の和讃です。
「七宝講堂道場樹(しっぽうこうどうどうじょうじゅ) 方便化身の浄土なり 十方来生きはもなし 講堂道場礼すべし」(第35首)。
「七つの宝..
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生命は
(15)生命は
それがもっと分かりやすいのが、『大阿弥陀経』の第4願です。「みな諸仏をして、おのおの比丘僧大衆(だいしゅ)のなかにして、わが功徳国土の善をとかしめん。諸天人民蜎飛蠕動(けんびね..
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菩薩たちの「南無阿弥陀仏」の声が
(14)菩薩たちの「南無阿弥陀仏」の声が
次の和讃です。
「十方の無量菩薩衆 徳本うゑんためにとて 恭敬(くぎょう)をいたし歌嘆す みなひと婆伽婆(ばがば)を帰命せよ」(第34首)。
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往相がそのまま還相
(13)往相がそのまま還相
さてしかし自利がそのままで利他であるということは、往相がそのままで還相であることに他なりません。〈まず〉浄土へ往き、〈しかるのちに〉娑婆に還るのではなく、浄土へ往く..
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自利と利他
(12)自利と利他
ここで思い起こしたいのが大乗仏教の菩薩思想です。伝統的な仏教(上座部仏教)が自己の悟りをめざすのに対して、「自分だけの救いはない、みんなが救われてはじめて自分も救われる」と..
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往きて、還る
(11)往きて、還る
「往きて、還る」と言いますと、当然、空間的な移動を思い浮かべます。名古屋から東京へ行き、そして東京から名古屋に帰るというように。ぼくらの頭はものごとを三次元の空間の中にお..
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無数の菩薩ゆきたまふ
(10)無数の菩薩ゆきたまふ
次の和讃に進みます。
「神力無極(むごく)の阿弥陀は 無量の諸仏ほめたまふ 東方恒沙(ごうじゃ)の仏国より 無数(むしゅ)の菩薩ゆきたまふ」(第32首)。..
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仏の御名をきくひとは
(9)仏の御名をきくひとは
曇鸞のこころの動きを追ってみますと、「もし阿弥陀仏の号(みな)を聞きて 歓喜讃仰し帰依すれば 下一念に至るまで大利を得」ることができるのだから、「たとひ大千世界に満..
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みてらん火をもすぎゆきて
(8)みてらん火をもすぎゆきて
次の和讃です。
「たとひ大千世界に みてらん火をもすぎゆきて 仏の御名をきくひとは ながく不退にかなふなり」(第31首)。
「広い世界にみちみちる、..
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