記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,725件
染香人
(4)染香人
しかし眼も色に向かうより前に、向こうから光が届いています。耳に声が届けられて聞こえるように、眼に光が届けられて見えるのです。まず光が届き、しかる後に光に照らされたもの(色)を見る..
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光は見えない
(3)光は見えない
「こちらにわれら、向こうに仏」ではないということをこれまで縷々述べてきました。われらが無量光仏を「見る」となりますと、主客が分離し「こちらにわれら、向こうに無量光仏」となり..
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光耀たがひにかがやけり
(2)光耀たがひにかがやけり
次の和讃です。
「七宝(しっぽう)樹林くににみつ 光耀(こうよう)たがひにかがやけり 華菓枝葉(けかしよう)またおなじ 本願功徳聚を帰命せよ」(第40首)..
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妙なる音
第5回 讃阿弥陀仏偈和讃(その4)
(1)妙なる音
次の和讃は浄土の妙なる音についてうたっています。
「宝林・宝樹微妙音(みみょうおん) 自然(じねn)清和(..
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主客の分離
(21)主客の分離
「見る」と「聞く」の違いにあらためて目を向けましょう。あっ、こう言うなかにもうすでに「見ることの帝国主義」が顔を出しています。ぼくらは何ごとであれ、とにかく「目を向けよう」..
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阿弥陀仏に遇う
(20)阿弥陀仏に遇う
「見ることの帝国主義」は、存在するものは何らかのかたちで見えるはずであり、どのようにも見えないものは存在しないと宣言しますが、さて「無限」はどのようにも見えません。見え..
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見ることの帝国主義
(19)見ることの帝国主義
弥陀の本願に遇い、そこに浄土の荘厳があらわれると言われますと、ぼくらはそのさまをじっと見ようとします。ほれぼれと味わえばいいのに、じっと見ようとする。
そこには..
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浄土の荘厳は「いま、ここ」に
(18)浄土の荘厳は「いま、ここ」に
では「無限」はどこにあるのかといいますと、「いま、ここ」にしかありません。この娑婆世界の「有限」のただ中に浄土の「無限」はある。もちろん「無限」は「有限」..
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数限を超ゆ
(17)数限を超ゆ
ぼくらの頭はものごとをつねに三次元の空間の中において考えるようになっています。ですから、浄土があるとなりますと、すぐさまこの娑婆から空間的に遠く離れた世界を思い描きます。こ..
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方便化身の浄土なり
(16)方便化身の浄土なり
次の和讃です。
「七宝講堂道場樹(しっぽうこうどうどうじょうじゅ) 方便化身の浄土なり 十方来生きはもなし 講堂道場礼すべし」(第35首)。
「七つの宝..
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生命は
(15)生命は
それがもっと分かりやすいのが、『大阿弥陀経』の第4願です。「みな諸仏をして、おのおの比丘僧大衆(だいしゅ)のなかにして、わが功徳国土の善をとかしめん。諸天人民蜎飛蠕動(けんびね..
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菩薩たちの「南無阿弥陀仏」の声が
(14)菩薩たちの「南無阿弥陀仏」の声が
次の和讃です。
「十方の無量菩薩衆 徳本うゑんためにとて 恭敬(くぎょう)をいたし歌嘆す みなひと婆伽婆(ばがば)を帰命せよ」(第34首)。
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