記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,725件
霊魂としてではなく
(10)霊魂としてではなく
この会話でSは霊魂の存在を退けています。もし霊魂が存在するなら、生者がいようがいまいが存在するが、死者は生者がいなければ存在できないと言うのです。死者は生者に依存し..
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死者と霊魂
(9)死者と霊魂
死者は他者の典型です。どんなふうに思っていたか、もう知りようがありません。でも、だからこそその声に耳を傾けなければならないというのが宙太君の言い分でしょう。相手が何を考えてい..
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『想像ラジオ』
(8)『想像ラジオ』
大震災をめぐる生者と死者の交流を扱った小説・『想像ラジオ』(いとうせいこう著)を読みました。文章がところどころ読みにくいということはありますが、いろいろ考えさせてくれる..
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東日本大震災の死者
(7)東日本大震災の死者
どこかに「いるかのように」思わざるをえない存在、それが仏ですが、死者もまた、実体として存在するわけではありませんが、でもどこかに「いるかのように」思わざるをえません。..
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本文23
(6)本文23
ゐなかのひとびとの、文字のこころもしらず、あさましき愚痴きわまりなきゆへに、やすくこころえさせむとて、おなじことを、とりかへしとりかへしかきつけたり。こころあらんひとは、おかし..
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原因としての念仏は手柄としての念仏
(5)原因としての念仏は手柄としての念仏
犯人が誰か分からないことがあっても、犯人がいないなんていうことがあってはなりません。犯人がいないと、怒りをどこに向けていいのか分からなくなります。草の..
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不都合なことには必ず何らかの原因がある
(4)不都合なことには必ず何らかの原因がある
ヨブの答えはこうでした、「われわれは神から幸いを受けるのだから、災いをも受けるべきではないか」。こうしてヨブはサタンの予言を覆すのです。
その..
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ヨブ
(3)ヨブ
カントは、「ものごとにはかならず原因がある」ということは、われらに「与えられている(gegeben)」のでなく、「課せられている(aufgegeben)」のだと言います。
その..
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原因と結果
(2)原因と結果
念仏と往生が切り離されるということは、念仏が往生の条件となるということです。念仏という原因が往生という結果を招くと言ってもいい。
原因と結果、ここには多くの謎があります。..
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本文22
第12回 死者としての仏
(1)本文22
これは多念の証文なり。おもふやうにはまふしあらはさねども、これにて一念・多念のあらそひあるまじきことは、おしはからせたまふ..
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「いるかのように」
(15)「いるかのように」
この「疑いつつある」という微妙なスタンスをよくよく考えてみますと、そこにはわれではない誰か(他者)がいるのではないでしょうか。
われは「われはあるのか」と自ら..
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仏を「観る」とは
(14)仏を「観る」とは
仏を一心に「観る」という方は、浄土思想でありながら聖道門の仏教と馴染みやすく、たとえば天台宗では円仁により「常行三昧」として延暦寺に持ち込まれることになります(親鸞は..
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