記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,729件
死者は思い出す人にだけ
(14)死者は思い出す人にだけ
ここで改めて死者の存在のありようを考えてみます。
生者についても死者についても同じように「存在する」と言いますが、その存在のありようはまったく違います。まず..
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自分だけ生きのこった!
(13)自分だけ生きのこった!
レヴィナスはたまたまフランス軍の兵士として捕虜となり、捕虜収容所に入れられたから生きながらえることができたのですが、自分がそのようにして生きながらえられたことが..
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悲しまずに生きてほしい
(12)悲しまずに生きてほしい
「生者を鎮魂する」という言い回しが変なら、「生者を慰める」と言うべきでしょうか。死者が生者に呼びかけている「悲しまずに生きてほしい」の声が聞こえるかというのがこ..
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死者が生者を鎮魂する
(11)死者が生者を鎮魂する
先の会話の続きです。
「ええと、生者がいなくちゃ成立しない死者ってことは、つまり死者は生きてる人の思い込みっていうか、思い出の延長ってこと?生き残った人の..
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霊魂としてではなく
(10)霊魂としてではなく
この会話でSは霊魂の存在を退けています。もし霊魂が存在するなら、生者がいようがいまいが存在するが、死者は生者がいなければ存在できないと言うのです。死者は生者に依存し..
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死者と霊魂
(9)死者と霊魂
死者は他者の典型です。どんなふうに思っていたか、もう知りようがありません。でも、だからこそその声に耳を傾けなければならないというのが宙太君の言い分でしょう。相手が何を考えてい..
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『想像ラジオ』
(8)『想像ラジオ』
大震災をめぐる生者と死者の交流を扱った小説・『想像ラジオ』(いとうせいこう著)を読みました。文章がところどころ読みにくいということはありますが、いろいろ考えさせてくれる..
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東日本大震災の死者
(7)東日本大震災の死者
どこかに「いるかのように」思わざるをえない存在、それが仏ですが、死者もまた、実体として存在するわけではありませんが、でもどこかに「いるかのように」思わざるをえません。..
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本文23
(6)本文23
ゐなかのひとびとの、文字のこころもしらず、あさましき愚痴きわまりなきゆへに、やすくこころえさせむとて、おなじことを、とりかへしとりかへしかきつけたり。こころあらんひとは、おかし..
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原因としての念仏は手柄としての念仏
(5)原因としての念仏は手柄としての念仏
犯人が誰か分からないことがあっても、犯人がいないなんていうことがあってはなりません。犯人がいないと、怒りをどこに向けていいのか分からなくなります。草の..
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不都合なことには必ず何らかの原因がある
(4)不都合なことには必ず何らかの原因がある
ヨブの答えはこうでした、「われわれは神から幸いを受けるのだから、災いをも受けるべきではないか」。こうしてヨブはサタンの予言を覆すのです。
その..
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ヨブ
(3)ヨブ
カントは、「ものごとにはかならず原因がある」ということは、われらに「与えられている(gegeben)」のでなく、「課せられている(aufgegeben)」のだと言います。
その..
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