記事 での「時代物」の検索結果 161件
雨の電車は本が読める
電車の中で一気に三冊。横浜から千葉は、遠い……
中村文則『去年の冬、きみと別れ』読了。
すみません、頭が悪くて、何がなんだかさっぱりわからなかった。構造も、これがミステリなの..
タグ: 岡本さとる 中村文則 上原隆 ルポルタージュ ミステリ 時代物 居酒屋お夏 雨にぬれても 去年の冬、きみと別れ
かっこよかったり悪かったり
藤沢周平『竹光始末』読了。
等身大というか、普通の人として暮らす武士の姿を上手に描く作者だけれども、この本に出てくる連中は中でもかっこ悪い。が、ちょっと抜け作でとほほに見せておいて、けっ..
タグ: 短編集 時代物 竹光始末 藤沢周平
読み返してみると
岡本綺堂著・北村薫/宮部みゆき編『もっと、「半七」!』読了。
懐かしい半七捕り物帳の中から、北村薫・宮部みゆきという旬のミステリ作家が選んだ傑作選。 今読むと、割と社会派。で、けっこうユ..
タグ: 岡本綺堂 北村薫 宮部みゆき アンソロジー ミステリ 時代物 もっと、「半七」!
さすがの筆力
皆川博子『海賊女王(上)』読了。
上下巻の長編だが、皆川女史のさすがの筆力。ぐいぐいひきつけられる。地の分をたくさん書いていても、全然説明くささがないんだよなあ。力のある人は違うと、今更..
タグ: 時代物 長編 海賊女王 皆川博子
名のある武将よりも
伊東潤『国を蹴った男』読了。
時代物でも、そんなに戦国ものは読んでいないかも。短編集トップの『牢人大将』と表題作が特に良かった。名のある武将よりも、その影に隠れた傭兵たちや鞠職人、そして..
タグ: 伊東潤 国を蹴った男 川上未映子 ヘヴン 時代物 戦国時代 短編集
粒ぞろい
縄田一男編『江戸なみだ雨 市井稼業小説傑作選』読了。
収録は、山本周五郎「こんち午の日」、平岩弓枝「おこう」、山本一力「仲町の夜雨」、宇江佐真理「狐拳」、佐江衆一「水明り」、池宮彰一郎..
タグ: アンソロジー 縄田一男 平岩弓枝 山本周五郎 山本一力 池宮彰一郎 宇江佐真理 佐江衆一 時代物
腹減るぞー
山本一力『欅しぐれ』読了。
渡世人と大店の主人の不思議な友情の物語。お店乗っ取りを企む騙り屋一味と、渡世人の息づまるような戦いが、面白かったー! 今、インテリやくざは普通にいるだろうけれ..
タグ: 山本一力 欅しぐれ 時代物 北京で満福 勝又あや子 莫邦富
時代物でミステリで
宮部みゆき『あんじゅう』読了。
あれ? もう一冊前にあったのかな?
丁寧に描きすぎてちょっとくどいようだが、人の心とあやかしの関係を細やかに書いていて面白い。
特に、「あんじゅ..
タグ: 宮部みゆき オオカミがとぶひ ミロコマチコ 時代物 ミステリ あんじゅう 絵本
何でも書けるのだな
『松本清張全集36』読了。
確か、西村賢太さんが深夜番組で『カルネアデスの舟板』かなにかの短編を紹介していたことから、図書館にリクエストを出したような記憶。歴史物でもミステリでもそうで..
タグ: ミステリ 短編集 松本清張 時代物
やってはいけないこと
浅田次郎『お腹召しませ』読了。
さすがにここまで妻や母に冷遇される侍もいるまいが……よくできた短編集。とかく本音と建て前を使い分ける必要のある武士という仕事(?)の悲哀が綴られ、引き..
タグ: 散るぞ悲しき ノンフィクション 梯久美子 時代物 短編集 浅田次郎 お腹召しませ
安心の定番
藤沢周平『麦屋町昼下がり』読了。
小太刀を使う胸のすくような女丈夫が出てくるが、それでいて夫が出世した朋輩にわかりやすく嫉妬するような良くも悪くも女らしさを備えていて、とても人間的。..
タグ: 藤沢周平 麦屋町昼下がり 時代物 弓と禅
受験生の恋
宇江佐真理『春風ぞ吹く-代書屋五郎太参る』読了。
学問吟味に受からないと、大好きな幼なじみを嫁にもらえない! という悲壮な状況の主人公のはずなのだが、必死なだけじゃなくて、なかなか面..
タグ: 宇江佐真理 連作短編 春風ぞ吹く 時代物