記事 での「時代物」の検索結果 161件
鮮やかな短編
滝口康彦『一命』読了。
一つ一つ、わりと悲壮な雰囲気の短編。あまりほっと力を抜けるものがないのがやや難だけれど、一篇一篇はとても面白いし、気迫がある。
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タグ: 滝口康彦 時代物
たまには新作
会社の抽選で当たって安く買えたチケットがあったので、猫マスターと久々に劇場に映画を見に行きました。
山田洋治監督『東京家族』。
渋谷のシネパレス、あんまり大きなハコじゃなかったけど、け..
タグ: 東京家族 山田洋治 小津安二郎 藤沢周平 消えた女 時代物 当マイクロフォン 三田完 伝記
人皆苦労する
志川節子『春はそこまで 風待ち小路の人々』読了。
案外重厚で面白かった。最後はえらいこと大団円で、ここまで大団円な話は最近久しぶりに読んだような気もする。別にいいけど。
谷崎光さんが..
タグ: 志川節子 春はそこまで 時代物 連作短編
緊張感のある顔
カン・ウソク監督『黒く濁る村』を観る。
主演のパク・ヘイルは、確かソン・ガンホが刑事役の映画で、そうとう気持ちの悪い犯人の役をやっていたと思う。何というか、のっぺりした二枚目なだけ..
タグ: 黒く濁る村 韓国映画 パク・ヘイル カン・ウソク 志川節子 澪つくし 明野照葉 手のひら、ひらひら 時代物
こういうのはやらないけど
安住洋子『いさご波』読了。
この人の作品は初読み。若干センチメンタルすぎる書き方のものもあるけれども……珠玉と言えば珠玉だが……ちょっと弱いかなあ。
酒井順子『女の旅じまん』読了..
タグ: 酒井順子 エッセイ 安住洋子 時代物 短編集 いさご波
またちょっとタイトル倒れ
風野真知雄『耳袋秘帖 妖談うしろ猫』読了。
これが『耳袋……』のシリーズ第1弾か。なんとなく、薄い。というか、タイトルで期待しすぎてしまうのか、そんなに怖いわけでもなければド迫力のバイオ..
タグ: 伊坂幸太郎 仙台 フィッシュストーリー 連作短編 風野真知雄 耳袋秘帖 妖談うしろ猫 時代物
じんわりと感動
アキ・カウリスマキ監督『過去のない男』を観る。
期待を裏切らないなあ。2002年カンヌ・グランプリ映画。とにかくすべてがミニマムなセリフや動作で進んでいくので、さりげなく画面から目が離..
タグ: アキ・カウリスマキ 過去のない男 フィンランド 乙川優三郎 蔓の端々 時代物 長編
一人芝居
井上ひさし『京伝店の烟草入れ』読了。
故・井上先生の初期の作品集。山東京伝をはじめ、滝沢馬琴や式亭三馬、十返舎一九等のビッグネームから、半返舎一朱なんていう変わりどころまでいろいろ出てく..
タグ: 井上ひさし 小沢昭一 京伝店の烟草入れ 短編集 戯作者 時代物 芝居
女のつっぱり
乙川優三郎『夜の小紋』読了。
貧しくともさげすまれても、とんでもない旦那に苦労させられても、ピシッと頑張る女たちの短編集。ちょっと地の分ばかりでもうちょっとセリフがほしいようにも思うけれ..
タグ: 夜の小紋 時代物 短編集 乙川優三郎
鬼、泣き過ぎだけど
富樫倫太郎『鬼が泣く』読了。
なんでこんなラノベみたいな表紙にするのかわからないけど、おもしろかった。火付盗賊改長官・中山伊織の物語。それにしても、恨みは買うし、人にはびびられるし……大..
タグ: ミステリ 夜の蝉 北村薫 富樫倫太郎 鬼が泣く 時代物
読みづらくない?
高田郁『みをつくし料理帖 想い雲』読了。
最初、ものすごく読みづらかった。なぜかと思ったら、この本、文字も大きいがものすごくルビが多いのである(ように感じた)。先に読んだ松本清張の本がい..
タグ: 高田郁 みをつくし料理帖想い雲 時代物
女流でしたか
蜂谷涼『へび女房』読了。
新書が続いた後にちょっと息抜き。「がんばるお嫁さん」ものである点は、前回呼んだ『はだか嫁』と同様のテーマを取り上げているが、この連作短編は、2作目以降は明治..
タグ: 明治 連作短編 時代物 へび女房 蜂谷涼