記事 での「詩/詩人」の検索結果 55件
百年前のこと
野山は新緑で生気に満ち、街路はツツジが満開です。しかし、ここのところう風が強く、うららかな陽気の日が少ないようです。
てふてふが一匹韃靼海峡を渡つて行つた。 (安西冬衛)
今年はロ..
タグ: 1917年 ロシア革命 ソ連 ロシア 新書 池田嘉郎 安西冬衛 韃靼海峡 歴史 てふてふ
ほんとうのこと
あたりまえのことですが、<歴史家の叙述する歴史もまた、フィクションではないものの、「物語」にはなってしまう。>と、橋本陽介『物語論 基礎と応用』(講談社選書メチエ)も書いています。
前回の邪..
タグ: 中森明夫 ユヴァル・ノア・ハラリ サピエンス全史 橋本陽介 ホモ・サピエンス 毎日新聞 言葉 虚構 物語 歴史
柳川のウナギ
福岡で集会があったので、足をのばして柳川まで行ってみました。天神から大牟田ゆきの西鉄に乗って 50 分くらいです。有明海に面しているようです。
柳川駅の近くに、川舟の乗場があって、掘割りとい..
タグ: 先祖 本 食物 福岡県 親戚 評伝 集会 魚 ウナギ 北原白秋
「枯葉」の季節
テレビを見ていると坂東玉三郎が「枯葉」を歌っていました。歌舞伎のときのような声ではなく地声で、舞台人らしい丁寧なうたいっぷりでした。 CD も出ているそうです。
「枯葉」はイヴ・モンタンが歌..
タグ: 文庫 小笠原豊樹 ジャズ シャンソン 音楽 ジャック・プレヴェール スタン・ゲッツ 本 ドリス・デイ マイルス・デイヴィス
秋の歌
この間まで台風が来ていたのに、先週末は霰が降っていました。もう晩秋の雰囲気です。落葉が風に吹かれています。
この道や行く人なしに秋の暮 (芭蕉)
長谷川きよしという歌手に「秋だから..
タグ: 落葉 詩/詩人 秋 長谷川きよし ヴェルレーヌ 上田敏 与謝蕪村 松尾芭蕉 唄 ヴェルレエヌ
よみがえる詩句
19歳ごろ、南海電車に乗って、吊り革を持って車外を眺めていると
腕にたるんだ私の怠惰
今日も日が照る 空は青いよ
という中原中也の詩句が頭にうかびました。 丁度その頃、角川書店から..
タグ: 1968年 川 全集 本 詩/詩人 評伝 中原中也 蝶 佐々木幹郎 南海電車
在りし日の歌
今日はきのうと変わって、暖かそうな天気です。 岩波新書『中原中也』を書いた佐々木幹郎はむかし、よく現代詩手帖という雑誌で名前をみかけた詩人です。ねじめ正一、荒川洋治などの名もあったように思います。
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タグ: 現代詩手帖 佐々木幹郎 中原中也 本 詩/詩人 大学生 新書 評伝 全集
いざ鎌倉
先日、鎌倉へ出かけてきました。天気が良くて温かで、江ノ島の向こうに箱根や富士山が見渡せました。中学の修学旅行以来なので、55年ぶりです。鎌倉は鉄道の幹線からはずれているので、目的にしないと寄りにくい..
タグ: 源義経 源頼朝 富士山 中原中也 小林秀雄 鎌倉 詩集 神奈川県 修学旅行 中学生
南からの雨
今日は朝から春の雨風です。南からの風が冬を追っぱらっているようです。 西脇順三郎の詩が思いだされます。
雨
南風は柔い女神をもたらした。
青銅をぬらした、噴水をぬらした、..
タグ: 絵画 現代詩手帖 小千谷 大学生 春 新潟県 ツバメ 師弟 詩/詩人 評論家
映画の白いタンポポ
たまたま、川本三郎の新刊『映画の中にある如く』(キネマ旬報社)を読んでいると、広島・呉を舞台とするアニメ映画「この世界の片隅に」を話題にした項に、こんな文章がありました。
<この映画で呉には..
タグ: 映画を見ればわかること キネマ旬報 歌人 川本三郎 北原白秋 柳川 タンポポ 呉 映画 広島県
ダンテ『神曲』を読む
最近、本屋さんに行くと数種類のダンテ『神曲』が並んでいて気になります。平川祐弘訳が読みやすそうで、図版も多く、つい買ってしまいました。 「人生の道の半ばで 正道を踏みはずした私が 目をさました時は暗..
タグ: 平川祐弘 1300年 外国文学 ダンテ 神曲 イタリア文学 イタリア 詩/詩人 宗教 キリスト教
岬へ
春の岬 旅のをはりの鷗どり 浮きつつ遠くなりにけるかも (三好達治) 詩碑は達治ゆかりの福井県の東尋坊にたっていますが、ゆったりとした歌の調子からは、どこか温暖な地方の岬がふさわしい..
タグ: 冬 冬至 詩/詩人 小説/小説家 紀行 エッセイ 潮騒 伊良湖岬 岬 愛知県