記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,831件
他力をたのみたてまつる悪人
(7)他力をたのみたてまつる悪人
一方、悪人はどうか。経文を読みますと、下品上生のものも下品中生のものも、善知識が慈悲のこころで念仏を勧めたり、阿弥陀仏を讃歎するのを何とも素直に聞き入れている..
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善人なほもつて往生をとぐ、いはんや悪人をや
(6)善人なほもつて往生をとぐ、いはんや悪人をや
下品上生のものは、経の文字の上では、善知識の勧めで、ただ「仏名を称するがゆゑに」往生できるように見えます。そこから、これでは上品や中品のものた..
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下品中生
(5)下品中生
次の下品中生の段を読みながら、さらに考えつづけましょう。
仏、阿難および韋提希に告げたまはく、「下品中生といふは、あるいは衆生ありて、五戒・八戒および具足戒を毀犯(きぼ..
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仏名を称するがゆゑに
(4)仏名を称するがゆゑに
そこでもういちど親鸞の顕彰隠密という考えを思い起こす必要があります。それは、定善の教えにせよ散善の教えにせよ、その表面に顕れた意味(顕の義)とは別に、裏に隠された真..
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かの仏願に順ずるがゆゑに
(3)かの仏願に順ずるがゆゑに
「かの仏願」とは第十八願であることは言うまでもありません。善導は第十八願を自分流に加減して次のように翻訳してくれます、「もしわれ成仏せんに、十方の衆生、わが国に..
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無量寿仏の名を持て
(2)無量寿仏の名を持て
これまで釈迦がこの『観経』で説いてきたのは、まず定善、すなわち「慮(おもんぱか)りを息(や)めてもつて心を凝ら」し阿弥陀仏やその浄土を観るという行であり、次いで散善、..
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下品上生
第7回 南無阿弥陀仏と称せしむ
(1)下品上生
これより下品に入ります。まず下品上生。
仏、阿難および韋提希に告げたまはく、「下品上生といふは、あるいは衆..
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如来の異の方便、欣慕浄土の善根
(12)如来の異の方便、欣慕浄土の善根
善導は「至誠心釈」につづく「深心釈」でこう言っていました、「深心といふは、すなはちこれ深信の心なり。また二種あり。一つには、決定して深く、自身は現にこれ..
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貪瞋・邪偽・奸詐百端にして悪性侵めがたし
(11)貪瞋・邪偽・奸詐百端にして悪性侵めがたし
ここで頭に浮ぶのが善導『観経疏』の「至誠心釈」です。「貪瞋(とんじん)・邪偽・奸詐百端(かんさひゃくたん、奸はよこしま、詐はあざむく)にして悪..
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なんぢはこれ凡夫なり
(10)なんぢはこれ凡夫なり
釈迦が韋提希の願いを受けて阿弥陀仏とその浄土の教えを説こうとした時、まずこの三福を上げたのでした、「かの国に生ぜんと欲はんものは、まさに三福を修すべし」と。そして..
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三福の教え
(9)三福の教え
韋提希が「われいま極楽世界の阿弥陀仏の所(みもと)に生ぜんことを楽(ねが)ふ。やや、願はくは世尊、われに思惟を教へたまへ、われに正受を教へたまへ」と請うたのに応じて釈迦が教え..
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中品
(8)中品
次に中品上生から中品中生、そして中品下生を一気に読みます。
仏、阿難および韋提希に告げたまはく、「中品上生といふは、もし衆生ありて、五戒を受持し、八斎戒を持(たも)ち、諸戒..
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