記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,830件
五逆と十念
(4)五逆と十念
答へていはく、なんぢ五逆・十悪繫業(けごう)等を重とし、下下品(下生下品)の人の十念をもつて軽(きょう)として、罪のために牽かれてまづ地獄に堕して三界に繫在すべしといはば、..
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重きものまず牽く
(3)重きものまず牽く
前の段で謗法は五逆よりもはるかに罪が重いとされたことを受けて、まず、謗法は本人に関係するだけだが、五逆は他の人に害を加えるから、五逆の方が重いのではないかと反問します。そ..
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五逆と謗法
(2)五逆と謗法
さらに曇鸞の問答がつづきます。
問うていはく、なんらの相か、これ誹謗正法なるやと。
答へていはく、もし無仏・無仏法・無菩薩・無菩薩法といはん。かくのごときらの見をもつて..
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曇鸞の答え
第12回 千歳の闇室に、光もししばらく至れば
(1)曇鸞の答え
難化の三機(五逆・謗法・一闡提)について『大経』と『観経』とでは違う説き方がされていることをどう考えればいいかという問題です。ま..
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ただ五逆と誹謗正法を除く
(11)ただ五逆と誹謗正法を除く
このように『涅槃経』では難化の三機も弘誓の力により救われることが説かれているのですが、としますと『大経』の第十八願に「ただ五逆と誹謗正法を除く」という文言がある..
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大悲の弘誓を慿(たの)む
(10)大悲の弘誓を憑(たの)む
これまで『涅槃経』から長く引用されてきたことがらが、ここで短く端的にまとめられます。
ここをもつていま大聖(釈尊)の真説によるに、難化(なんげ)の三機、難..
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涅槃に入り、涅槃に入らず
(9)涅槃に入り、涅槃に入らず
個々の「わたしのいのち」は「有量(ミタ)のいのち」であり、一方、「ほとけのいのち」は「無量(アミタ)のいのち」です。釈迦といえども一人の「わたしのいのち」ですから..
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涅槃に入るか、涅槃に入らずか
(8)涅槃に入るか、涅槃に入らずか
阿闍世は、自分のような五逆の罪びとに釈迦は会ってくださるだろうかと不安に思うのですが、ついに釈迦に会うことができ、無根の信を得ることになります。
善男子..
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凡夫としての韋提希
(7)凡夫としての韋提希
かくして阿闍世による逆害に至り、「梵行品」に説かれていたところにつながってきますが、ここで重要な登場人物の一人として、韋提希夫人に焦点をあわせたいと思います。『観経』で..
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母の髪を牽(ひ)きて
(6)母の髪を牽(ひ)きて
阿闍世は提婆達多から聞いた驚くべき噂が本当かどうかを雨行大臣に問います。
善見太子、ひとりの大臣に問はく、名づけて雨行といふ。〈大王(頻婆沙羅王)、なんがゆゑぞ..
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自分の境遇を恨む
(5)自分の境遇を恨む
阿闍世は提婆達多から自分がこの世に生まれてきたときの不吉な噂を吹き込まれます。一つは「この児はかならず父を殺す宿命にある」という占い師の予言があり、そこから未生怨(未だ生..
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未生怨(みしょうおん)
(4)未生怨(みしょうおん)
釈迦に報復を誓った提婆達多は、再び阿闍世のもとに姿をあらわし、父王の殺害を唆します。
時に提婆達多、すなはち起(た)ちて善見太子の所に往至す。善見見をはりてす..
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