記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,830件
われ生きんかなと思う
(3)われ生きんかなと思う
「われ思う、ゆえにわれあり」とは、「われ思う」からこそ「われあり」と言えるということで、確かに「何かを思う」ことがある限り、そこに「われあり」が伴っていることを否定す..
タグ: 親鸞を読む
「生きる」とは
(2)「生きる」とは
さて、趣旨文のなかで「生まれた意味」と「生きる意味」がひとつのものとして並べられますが、この二つは異なるのではないかという疑問が出るかもしれません。「生まれる」のは、もう否..
タグ: 親鸞を読む
はじめに
第1回 生きる意味ふたたび
(1)はじめに
もう10年以上も前になりますが、「生きる意味」についてまとまった文章を書いたことがあります。いままた同じ題目で再び考えてみようと思い立ったのは、今年..
タグ: 親鸞を読む
わがこころのよくてころさぬにはあらず
(13)わがこころのよくてころさぬにはあらず
これまでの流れをふり返っておきますと、善導は第十八願に「ただ五逆と誹謗正法を除く」と書かれているのは、それらの罪の重きを示して抑止するためだと述べま..
タグ: 親鸞を読む
五逆とは
(12)五逆とは
最後に五逆とは何かについて、永観(平安期の三論宗の僧)の『往生十因』から引かれます。
五逆といふは、「もし淄洲(ししゅう、中国法相宗の第二粗・慧(え)沼(しょう)のこと)によ..
タグ: 親鸞を読む
薬あり毒を好め
(11)薬あり毒を好め
たとえば『末燈鈔』第20通にこうあります、「煩悩具足の身なればとて、こころにまかせて、身にもすまじきことをゆるし、こころにもおもふまじきことをもゆるして、いかにもこころの..
タグ: 親鸞を読む
回心すればみな往く
(10)回心すればみな往く
先の文は善導の『観経疏』からでしたが、今度は同じく善導の『法事讃』からです。
またいはく、「永く譏嫌(きげん、譏は誹ることで、譏嫌で誹り嫌うこと)を絶ち、等しく..
タグ: 親鸞を読む
抑止ということ
(9)抑止ということ
善導の解法は明快です。第十八願に「ただ五逆と誹謗正法を除く」とあるのは、それらの罪の重きを示して抑止するためであるというのです。文字通りに五逆と謗法を摂取から除外するという..
タグ: 親鸞を読む
善導の答え
(8)善導の答え
次は善導です。善導は曇鸞と同じ問題について別の解法を示します。
光明寺の和尚いはく、「問うていはく、四十八願のなかのごときは、ただ五逆と誹謗正法とを除きて、往生を得しめず..
タグ: 親鸞を読む
(7)蟪蛄春秋を識らず
(7)蟪蛄春秋を識らず
では十念とは何か。念仏とは「その名号を聞きて、信心歓喜せんこと乃至一念」するとき、すなわち「ほとけのいのち」(本願)に遇うことができたそのとき、その喜びが口からほとばしり..
タグ: 親鸞を読む
十念といふは
(6)十念といふは
さらに問答はつづきます。今度は「十念」についてです。
問うていはく、いくばくの時をか名づけて一念とするやと。
答へていはく、百一の生滅を一刹那と名づく。六十の刹那を名..
タグ: 親鸞を読む
千歳の闇室に、光もししばらく至れば
(5)千歳の闇室に、光もししばらく至れば
五逆・十悪などという悪業を造ってきたものが、どうして名号を十念するだけで救われるのか、業の道理から言えば、地獄に堕ちるのが当然ではないか、という問いに対..
タグ: 親鸞を読む