記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,830件
宿命論
(8)宿命論
あらためて旧統一教会の問題を思い起こしてみますと、この組織が人々を誘い込むために取る手立てとして、何ごとも「そうなるべくしてなっている」という語りがあります。何か不幸をかかえている..
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たまたま
(7)たまたま
「四海のうちみな兄弟」であるところでは劣等感=優越感は無縁であると言いましたが、それはどうしてかをもう一歩踏み込んで考えてみたいと思います。優秀な頭脳の兄と知的障害の弟は同じ父母..
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無条件の平等
(6)無条件の平等
世の中の現実の平等は条件付きの平等であるのに対して、本願の平等は無条件の平等であると言いました。ひとこと付言しおきますと、救済に条件が付けられることにより、その宗教には排他性..
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一味平等とは
(5)一味平等とは
縁起の法においては一味平等であると述べました。曇鸞は『論註』で「遠く通ずるに、それ四海のうちみな兄弟とするなり」と言いますし、あるいは「正信偈」には「衆水(どんな川の水も)海..
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縁起ということ
(4)縁起ということ
これが自立の構図であり、われらはこの構図のもとで生きているのですが、これに対して、はたしてそうかと疑問を呈するのが釈迦です。まずAがあって、しかるのちにBやCやDとのつなが..
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自立ということ
(3)自立ということ
以上、劣等感=優越感が生まれてくる仕組みを見てきましたが、問題の根本には「わたしのいのち」を「わたしのちから」で生きなければならないというバイアスがあるということです。そこ..
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負けてたまるか
(2)負けてたまるか
われらがそれぞれ「わたしのいのち」を生きる以上、「わたしのいのち」をさまざまな観点から他と比較し、そこに優劣をつけることを避けることはできません。問題は、そのことで他を妬ん..
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はじめに(6)
第6回 コンプレクスということ
(1)はじめに
劣等感と優越感は一対で、劣等感を持つ人はかならず優越感も持っており、逆に、優越感を持つ人は、かならず劣等感も持っています。劣等感だけ、優越感だけ..
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僧にあらず俗にあらず
(10)僧にあらず俗にあらず
親鸞は『教行信証』の末尾に承元の法難についてこう記しています、「主上臣下、法に背き義に違し、忿(いか)りを成し怨みを結ぶ。これによりて、真宗興隆の大祖源空法師ならび..
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そんなおまえは
(9)そんなおまえは
「わたしは嘘つきです」は、実は「おまえは嘘つきだ」という「こえ」への応答であるように、「自身は現にこれ罪悪生死の凡夫」も、実は「おまえは罪悪生死の凡夫である」という「こえ」..
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「わたしは嘘つきです」
(8)「わたしは嘘つきです」
前にも取り上げたことがありますが、「わたしは嘘つきです」という言明を例に考えてみたいと思います。この言明にはそれ自身のなかに矛盾が孕まれています。一方では「わたしは..
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とても地獄は一定すみかぞかし
(7)とても地獄は一定すみかぞかし
「いづれの行もおよびがたき身なれば、とても地獄は一定すみかぞかし」ということばの背景には、性的な悩みを抱えておしつぶされそうになっている親鸞の苦しみがあったの..
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