記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,830件
ただ弥陀の本願海をとかんとなり
(3)ただ弥陀の本願海をとかんとなり
さて問題はどうして釈迦出世の本懐が阿弥陀仏の本願を説くことにあるのかということです。それを考えるために「わたしの願い」と「ほとけの願い」の関係について考えて..
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「わたしの願い」と「ほとけの願い」
(2)「わたしの願い」と「ほとけの願い」
これまで見てきましたのは「はじめに『大いなる願い(本願)』ありき」ということでした。「大いなる願い」とは「生きとし生けるものみなが救われなければ、自分の..
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偈文1
第3回 煩悩を断ぜずして涅槃を得る
(1) 偈文1
これまで法蔵=弥陀の大いなる願い(本願)について詠われてきましたが、これから釈迦の讃嘆がはじまります。まずは最初の四句。
如来所以興..
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すなはち往生を得
(11)すなはち往生を得
「その名号を聞きて、信心歓喜せんこと乃至一念せん」とき「すなはち往生を得、不退転に住せん」(第十八願成就文)と言われていることが、この第十一願では「等覚(正定聚と同じ)..
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名号と信心
(10)名号と信心
次に第二句「至心信楽の願を因とす」ですが、至心信楽の願とは第十八願で、「十方の衆生、心を至し信楽してわが国に生れんと欲(おも)ひて、乃至十念せん。もし生れざれば、正覚を取らじ..
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偈文4
(9)偈文4
さて「南無阿弥陀仏」の「こえ」と不可思議な「ひかり」がやってきて、それによりわれらが「ほとけの願い」に気づかされることが詠われます。
本願名号正定業 至心信楽願為因
成等覚..
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不思議な「ひかり」
(8)不可思議な「ひかり」
「ひかり」は智慧をあらわすと言われます。ですから「ひかり」に照らされるということは智慧の「ひかり」を浴びるということです。しかしこのことから「ひかり」がやってくること..
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偈文3
(7)偈文3
このように「ほとけの願い」は「南無阿弥陀仏」の「こえ」となってわれらを目覚めさせてくれます、「何か大事なことを忘れてしまってはいないか」と。その「こえ」にハッとわれに返り、「わたし..
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プールヴァ・プラニダーナ
(6)プールヴァ・プラニダーナ
法蔵菩薩が登場することなく、はじめから阿弥陀仏ありきで、その阿弥陀仏に大いなる願いがあるとしますと、どのような印象になるでしょう。これはキリスト教やイスラム教と同..
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まず願いありき
(5)まず願いありき
無上殊勝の願をつくるに当たり五劫という長い時間をかけて熟慮され、さらにそれに重ねて「わたしの名が十方世界に漏れなく聞こえますように」誓われたと言われます。これは本願のすべて..
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偈文2
(4)偈文2
「南無阿弥陀仏」に戻りますと、これは「阿弥陀仏に南無(帰命)します」ということですが、阿弥陀仏という仏とは、ある不思議な「はたらき」に他ならないことを見てきました。それは「いのちあ..
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かたちもましまさぬ
(3)かたちもましまさぬ
さてしかしここで発想を逆転させ、まず「体」があって、その「用」があるのではなく、まず何らかの「用」があって、それには「体」があるかのように思っていると考えてみてはどうで..
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