記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,829件
偈文2
(6)偈文2
如来の弘誓願を聞信したひとは「広大勝解のひと」であり「分陀利華」であると讃えられたあと、こう詠われます。依経段の最後です。
弥陀仏本願念仏 邪見驕慢悪衆生
信楽受持甚以難 ..
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淤泥華(おでいけ)
(5)淤泥華(おでいけ)
最後に「この人を分陀利華と名づく」と言われます。如来の弘誓願を聞信した人は白蓮華に譬えられるのです。
これまた先の「広大勝解のひと」の場合と同じく、「欲もおほく、いか..
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広大勝解のひと
(4)広大勝解のひと
さて第三句に、如来の弘誓願を聞信したひとは「仏、広大勝解のひととのたまへり」と言われます。
「広大勝解のひと」というのは「広大にして勝れた智慧をもつひと」ということですが..
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如来の弘誓願を聞信すれば
(3)如来の弘誓願を聞信すれば
これが「一切善悪の凡夫人」ということばに含意されていることで、われは善人、かれは悪人などと振り分けることは「まことあることなき」で、われもかれもみな愚かな凡夫(た..
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みなもつてそらごとたはごと
(2)みなもつてそらごとたはごと
「一切善悪の凡夫人」という一句から頭に浮ぶのはもう一つ、『歎異抄』「後序」に出てくる次のくだりです。「まことに如来の御恩といふことをば沙汰なくして、われもひとも..
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偈文1
第5回 難のなかの難、これに過ぎたるはなし
(1) 偈文1
さて次に本願の信をえた人は勝れた智慧の人であり、また白い蓮の華であると讃えられます。
一切善悪凡夫人 聞信如来弘誓願
仏言..
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死後の生まれ変わり
(10)死後の生まれ変わり
輪廻の思想が成り立つためには、不滅の「アートマン(自我)」を認めることが前提条件となります。肉体は死とともに滅しますが、滅することがないのが「アートマン」で、これが次..
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五悪趣を超える
(9)五悪趣を超える
親鸞は「即横超截五悪趣」から「横超」を一つの熟語として取り出し、これを浄土真宗の本質を表す特別なことば、いわばキャッチコピーとしてさまざまなところでつかいます。先ほどの『尊..
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よこさまに
(8)よこさまに
次に第二句、「すなはちよこさまに五悪趣を超截す」です。「すなはち」は「そのとき直ちに」という意味であることは言うまでもありません(親鸞のことばでは「ときをへず日をへだてずして」..
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「見る」と「聞く」
(7)「見る」と「聞く」
さて第一句ですが、「見て敬い」の「見る」は、この場合「聞く」ということです。「聞見」ということばがありますが、これは「眼見」に対し、聞くことによりものごとを了解するとい..
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偈文2
(6)偈文2
信が開けたときの風光が詠われてきましたが、さらにこう言われます。
獲信見敬大慶喜 即横超截五悪趣
信をえて、みてうやまひ、おほきに慶喜すれば、すなはちよこさまに五悪趣(地獄..
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雲霧のしたあきらかにして
(5)雲霧のしたあきらかにして
しかし、再度しかし、「たとへば日光の雲霧におほはるれども、雲霧のしたあきらかにして闇なきがごとし」と言われます。
ここには、先に上げました源信の有名なことば、「..
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