記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,829件
長生不死
(2)長生不死
曇鸞はインドから洛陽にやってきた訳経僧の菩提流支に携えてきた道教の書を見せ、中国にはこのような長生不死の勝れた書があるが、インドはどうかと尋ねたところ、何を言っているのか、インド..
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偈文1(第8回、曇鸞)
第8回 往還の回向は他力による
(1) 偈文1
龍樹、天親とインドの二高僧を讃える偈につづいて、今度は中国の曇鸞が讃えられます。まずは前半の6句。
本師曇鸞梁天子 常向鸞処菩薩礼
三..
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自利と利他
(9)自利と利他
この問題を考えるとき真っ先に思うのが法然や親鸞の生涯です。法然は43歳のときに山を下りて専修念仏の生活に入り、親鸞は29歳のとき法然と出会い本願に帰入しましたが、二人のそれ以後..
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継時か同時か
(8)継時か同時か
よくある解釈では、まず信心を得て正定聚となり、しかる後に往生するという時間の順序にしたがって、近門(信心)、大会衆門(正定聚)、宅門(往生)というように配置していくのですが、..
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往生と正定聚
(7)往生と正定聚
まず近門について天親は「阿弥陀仏を礼拝し、かの国に生ぜんとなすをもつてのゆゑに、安楽世界に生ずることを得」と言います。阿弥陀仏を礼拝し往生を願えば、もうそれで安楽国に生まれる..
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五功徳門
(6)五功徳門
これを見ますと、第一句の「功徳大宝海に帰入すれば」が近門、第二句の「かならず大会衆の数に入ることを獲」が大会衆門、第三句の「蓮華蔵世界に至ることを得れば」が宅門、第四句の「すなは..
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偈文2
(5)偈文2
さて天親讃の後半六句です。
帰入功徳大宝海 必獲入大会衆数
得至蓮華蔵世界 即証真如法性身
遊煩悩林現神通 入生死薗示応化
功徳大宝海(本願の海)に帰入すれば、かな..
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一心を彰す
(4)一心を彰す
次は第五・六句の「広く本願力の回向によりて、群生を度せんがために一心を彰す」ですが、これは一筋縄ではいかない複雑な文です。「広く本願力の回向によりて、群生を度せん」とするのは弥..
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横超の大誓願
(3)横超の大誓願
さてここで大事なことは、天親が「われ一心に尽十方無礙光如来に帰命したてまつりて、安楽国に生ぜんと願ず」と言うのは、それに先立って「尽十方無量寿如来に帰命し、安楽国に生ぜんと願..
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無礙光如来に帰命したてまつる
(2)無碍光如来に帰命したてまつる
前置きはこれぐらいにしまして偈文に入りますが、その第一句で、「天親菩薩、『論』を造りて説かく」と天親が『浄土論』を著したことが述べられます。これは、親鸞にとっ..
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偈文1
第7回 一心を彰す
(1) 偈文1
龍樹の次は天親です。まずは前半の六句。
天親菩薩造論説 帰命無礙光如来
依修多羅顕真実 光闡横超大誓願
広由本願力回向 為度群生彰一心
天親菩..
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即の時
(9)即の時
さて「即の時」です。本願力に生かされていると感じられた「その時に」必定(すなわち正定聚)に入るというのです。これが親鸞浄土教の肝である「現生正定聚」であり、その大元がここにあります..
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