記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,829件
第4回、本文2
(8)第4回、本文2
どちらの読みでも全体の意味が大きく変わるわけではありませんが、しかし「除く」を最後までかけて読みますと、還相の菩薩は例外であるという印象がより強まると言えます。親鸞のように..
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生死の園、煩悩の林のなかに回入して
(7)生死の園、煩悩の林のなかに回入して
さて「その本願の自在の所化、衆生のためのゆゑに、弘誓の鎧を被て、徳本を積累し、一切を度脱せしめ、諸仏の国に遊びて、菩薩の行を修し云々」という文は、この後..
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還相回向の願
(6)還相回向の願
親鸞は第二十二願の願文を後で引用される『論註』に委ね、ここでは出していません。しかし先に読んでおいた方がいろいろな点で好都合でしょう。「たとひわれ仏を得たらんに、他方仏土のも..
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正定聚として生きるとは還相を生きること
(5)正定聚として生きるとは還相を生きること
このように往生とは臨終に弥陀の来迎を受けて浄土という別世界へ生まれかわることであるとする伝統的な往生観が覆されますと、それに伴って、往相は今生、還相..
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往生とは
(4)往生とは
往相は今生で、還相は来生という通念は、往相・還相ということばそのものに根差しています。「往く相」と「還る相」というのですから、まず「往く」があり、それが終わってから「還る」がある..
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往相は還相をもってはじめて完結する
(3)往相は還相をまってはじめて完結する
往相は還相をまってはじめて完結するということを見てきました。往相は往相だけとして終わることはありえず、還相となってはじめて完結するということです。そして..
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往相と還相の回向
(2)往相と還相の回向
それを考える前に、『教巻』の「つつしんで浄土真宗を案ずるに、二種の回向あり、一つには往相、二つには還相なり」ということばの意味することをあらためて確認しておかなければなり..
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第4回、本文1
第4回 往相と還相
(1) 第4回、本文1
前回の終わりのところで「それ真宗の教行信証を案ずれば、如来の大悲回向の利益なり」と締めくくられました。ということは、これで「証巻」は終わりかと思い..
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わたしのはからいがない
(11)わたしのはからいがない
仏教は無我の教えであると言いますが、無我とは「わたしのはからいがない」ということであり、「わたしがない」ことではありません。これを混同することから、「すべて如来の..
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第3回、本文4
(10)第3回、本文4
最後に締めの短いことばがきます。
それ真宗の教行信証を案ずれば、如来の大悲回向の利益なり。ゆゑに、もしは因、もしは果、一事として阿弥陀如来の清浄願心の回向成就したま..
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正定聚と滅度
(9)正定聚と滅度
さてしかし未来とはあくまでも現在の予測にすぎませんから、それが外れる可能性があることは言うまでもありません。明日は100%晴れるという予測が外れて土砂降りになることもあり得ま..
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予測としての未来
(8)予測としての未来
前回の最後のところで、未来は現在における予測としてのみ存在することを確認しました。いのち終わってのちに「西方寂静無為の楽」に至るのであろうと、信をえた「いま」予測している..
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