記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,829件
横超
(10)横超
第二十二願の意味についてはすでに詳しく検討しましたので(第4回、6)、ここではおきますが、曇鸞が注目していますのは、最後の「常倫に超出し、諸地の行現前し、普賢の徳を修習せん」という..
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第5回、本文5
(9)第5回、本文5
上の問いに対する回答はまだつづきます。そしてここで曇鸞は第二十二願を持ち出し、初地の菩薩も「畢竟じて」上地の菩薩と等しいことを確認します。
また次に『無量寿経』のなか..
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第5回、本文4
(8)第5回、本文4
さてしかし、「阿弥陀仏を見る時、上地のもろもろの菩薩と、畢竟じて身等しく法等し」ということに、さらなる疑問が出されます。
問うていはく、もしすなはち(ただちに)等しか..
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畢竟じて
(7)畢竟じて
これは不退転や正定聚の場合と事情は同じです。初地に至ると不退転となり正定聚の数に入ると言われますが、不退転は「このさき仏となることから退転することがない」という意味であり、正定聚..
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第5回、本文3
(6)第5回、本文3
あけましておめでとうございます。「初春や 今日一日の ありがたさ」 今年もよろしくお願い申し上げます。
七地までの未証浄心の菩薩と八地以上の菩薩の違いを見てきましたが、し..
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菩薩道
(5)菩薩道
『浄土論』に阿弥陀仏を讃嘆する偈文として「仏の本願力を観ずるに、遇ひて空しく過ぐるものなし。よくすみやかに功徳の大宝海を満足せしむ」(これを不虚作住持功徳成就と言い、古来この文は多..
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第5回、本文2
(4)第5回、本文2
さてこれから還相の菩薩についての『論註』の文がはじまります。
またいはく、「〈すなはちかの仏を見たてまつれば、未証(みしょう)浄(じょう)心(しん)の菩薩(菩薩の階位..
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一切衆生を教化して、ともに仏道に向かへしむる
(3)一切衆生を教化して、ともに仏道に向かへしむる
「還相とは、かの土に生じをはりて、奢摩他(しゃまた)・毘婆舎那(びばしゃな)・方便力成就することを得て、生死の稠林(ちゅうりん)に回入して、一..
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「世界がぜんたい幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない」
(2)「世界がぜんたい幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない」
親鸞の読みは如何にも不自然と言わざるをえません。文の前半の主語は諸有衆生であるのに、「至心回向」の主語はとつぜん法蔵菩薩とな..
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第5回、本文1
第5回 一切衆生を教化して、ともに仏道に向かへしむる
(1) 第5回、本文1
これから『論註』の引用が「証巻」の終わりまで延々とつづきます。親鸞は還相のありようを語るのに、みずからはひと言も..
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みな阿弥陀如来の本願力による
(10)みな阿弥陀如来の本願力による
親鸞はおそらくこの曇鸞の解釈に目からうろこが落ちる思いをしたことでしょう。そしてその眼で『浄土論』を最初から読み直したに違いありません。そうしますと、天親は..
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覈(まこと)に其の本を求むるに
(9)覈(まこと)に其の本を求むるに
さてこの文を一読して、どんな印象が与えられるでしょう。「大慈悲をもつて一切苦悩の衆生を観察して」といい、「応化の身を示す」といい、「生死の園、煩悩の林のなか..
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