記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,739件
自力をすてて
(9)自力をすてて
人に慈悲のはたらきをしたり、亡き親を供養しているような顔をするな、というのです。いくら菩薩のような顔をしても、内には鬼が棲んでいるのだから、と。
さてしかし、これですべ..
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わがちからにてはげむ善
(8)わがちからにてはげむ善
「わがちからにてはげむ善にてもさふらはばこそ、念仏を回向して父母をもたすけさふらはめ」とあります。これは「こそ…め」の掛詞で(『仰げば尊し』の一節、「いまこそ、わ..
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即身成仏ではないが即得往生
(7)即身成仏ではないが即得往生
宿業に気づいたからには、さとりは現在ではなく未来に期するしかありませんが、さてしかしこの未来はただの未来ではありません。現在の延長線上にある未来は「いまだ来た..
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順次生
(6)順次生
さて親鸞は宿業のなかを「つねに没しつねに流転して出離の縁」なき「世々生々の父母兄弟」を「いづれもいづれも、この順次生に仏になりてたすけさふらふべきなり」と言います。第4章でも「浄..
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宿業の感覚
(5)宿業の感覚
さて、親鸞は「一切の有情はみなもて世々生々の父母兄弟なり」と言い、だから父母の供養のために念仏をしたことがないのだと言います。生きとし生けるものはみな「ひとつのいのち」を生き..
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殺すなかれ
(4)殺すなかれ
もう20年の時間が経ってしまいましたが、神戸で連続児童殺傷事件(少年Aの事件)が起こったとき、その事件を考えるシンポジュームの会場で一人の高校生が「どうして人を殺してはいけな..
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「いのち」の系統樹
(3)「いのち」の系統樹
この地球上に「いのち」が誕生したのは38億年前だと言います。海のなかに震えるような「いのち」が生まれた(その元となるものが宇宙からやってきたという説もあるそうですから..
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追善供養
(2)追善供養
念仏よりほかに慈悲の行いをすることはない、という第4章も人を驚かせるものでしたが、ここにきて死者への追善供養も必要ないと言われますと、驚きを通り越して不審の念を抱かせるのではな..
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第5章本文
第6回―世々生々の父母兄弟(第5章)
(1)第5章本文
親鸞は、父母(ぶも)の孝養(きょうよう)のためとて、一返(いっぺん)にても念仏もうしたること、いまださふさらはず..
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「わたし」がない!
(11)「わたし」がない!
同じ「宿善のもよおし」なのに、あるときは人間にとってもっとも尊いものが侵されたように感じ、あるときは爽快感を覚えるのはどういうわけかといいますと、事前にそれを知って..
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もういちど宿業について
(10)もういちど宿業について
しかし「念仏まうすのみぞ」と言われますと、どうしても人生に対して後ろ向きの姿勢に思えてしまいます。前に、自分の生活費を削ってでも、親から見捨てられ、ひもじい思い..
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賢善精進の相
(9)賢善精進の相
自分で利他のはたらきをしようとするのが聖道門でしょう。利他なくして自利はなしというのが大乗の菩薩道です。しかし「今生に、いかにいとをし、不便とおもふとも、存知のごとくたすけ..
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