記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,743件
『中論』という書物
(4)『中論』という書物
聖道門諸宗が祖師と仰ぐ龍樹その人を浄土門七高僧の筆頭におしいただくからには、聖道門の説く境地と浄土門の境地とがどのように交差するのかを明らかにしなければならないでしょ..
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有無の邪見
(3)有無の邪見
『般若経』と言いますのは、般若すなわち「空という智慧」について教える経典類の総称で、『大般若波羅蜜多経』(600巻という途方もない分量です)に集大成されていますが、なかでも『..
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仏教史概観
(2)仏教史概観
龍樹、ナーガールジュナは南インドに生まれたバラモンで、紀元後150年から250年の人とされます(彼の生涯は伝説のなかに霞み、ぼんやりとしか分かりません。なにしろ日本でいえば卑..
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第1首
第1回 龍樹讃
(1)第1首
前に『浄土和讃』を読みましたが、今度は『高僧和讃』に進みたいと思います。どちらも宝治2年(1248年)、親鸞76歳のときに成立..
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贖罪思想
(10)贖罪思想
そこで頭に浮かぶのがキリスト教の贖罪思想です。イエスが十字架にかけられたのは、神の子であるイエスが全人類に代わってその原罪を一身に背負い贖うためであるという驚くべき思想です。..
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「親鸞一人がため」と「われらがため」
(9)「親鸞一人がため」と「われらがため」
「そこばくの業をもちける身にてありけるを」の「を」が順接であることは、第9章の次のことばがはっきり示しています、「よくよく案じみれば、天にをどり、地..
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そこばくの業をもちける身にてありけるを
(8)そこばくの業をもちける身にてありけるを
親鸞の述懐は、「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとへに親鸞一人がためなりけり」のあと、「さればそこばくの業をもちける身にてありけるを、たす..
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もうすでにこちらに
(7)もうすでにこちらに
一方「気づく」はと言いますと、「あることをふと感じる」ことです。上の狩猟する原始人で言いますと、彼は何か動くものがあることにふと気づいたのです。何かに気づいたとき、そ..
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気づくと知る
(6)気づくと知る
弥陀の本願という真理は、それに気づいていない人にはどこにも存在しません。
ぼくがそのように言いますと、「存在しないのではなく、存在しないにひとしいだけではないでしょうか..
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真理そのものとしてのことば
(5)真理そのものとしてのことば
ことばには「コミュニケーションの手段としてのことば」と「それ自体が目的としてのことば」があることを見てきました。それを真理について言いますと、「真理を伝えるこ..
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ことば
(4)ことば
「ことばとは何か」という問いに対するもっとも一般的な答えは「コミュニケーションのための道具」でしょう。ことばは人に何かを伝えるためにある。大半のことばはそのようなものと言えます。..
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キルケゴール
(3)キルケゴール
キルケゴールのことばとしてよく知られているのが「主体性が真理である」というものです。その意味は、「他の誰でもないこの自分が、それによって生き、それによって死ぬことができる真..
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