記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,746件
神鸞とこそ号せし
(13)神鸞とこそ号せし
続く五首を一気に読みます。この五首はみな道宣の『続高僧伝』をもとにして詠われています。
「魏の主勅して并州(へいしゅう)の 大厳寺(だいがんじ)にぞおはしける..
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「ともに」と「ひとり」
(12)「ともに」と「ひとり」
この和讃のおもしろいところは、「一切道俗もろともに」と「鸞師ひとりさだめたり」とのコントラストです。
「ともに」と「ひとり」。「ともに」ならば「ひとり」で..
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すでにこの道あり
(11)すでにこの道あり
次の和讃です。
「一切道俗もろともに 帰すべきところぞさらになき 安楽勧帰のこころざし 鸞師ひとりさだめたり」(第25首)。
「僧俗とわずみなともに、帰す..
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もう入っていた
(10)もう入っていた
もういちど「涅槃の門」に戻りますと、この門は前方にあるのではなく、後方にあるのでした。前方に門があるのを見て「さあ、あの門を入ろう」とするのではなく、すでに入ってから、..
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なにによりてか西にある
(9)なにによりてか西にある
次の二首は一体です。
「世俗の君子幸臨し 勅して浄土のゆゑをとふ 十方仏国浄土なり なにによりてか西にある」(第23首)。
「ときの皇帝いでまして、浄..
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涅槃の門
(8)涅槃の門
この和讃のなかで「涅槃の門に入る」ということばが印象的です。「涅槃に入る」のではありません、「涅槃の門に入る」のです。曇鸞は『論註』において、「かの世界(安楽浄土)の相を観ずる..
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空と他力
(7)空と他力
曇鸞讃の二首目です。
「四論の講説さしおきて 本願他力をときたまひ 具縛(ぐばく)の凡衆をみちびきて 涅槃のかど(門)にぞいらしめし」(第22首)。
「空の教えをさ..
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行くことは帰ること
(6)行くことは帰ること
行く(往く)ことは、そのなかにすでに帰る(還る)ことが含まれています。家を出るとき「いってきます」と言いますと、「おはようおかえり」と送り出してくれます(これは関西だ..
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帰るということ
(5)帰るということ
「ほとけのいのち」から生まれ、また「ほとけのいのち」へ帰っていくという、いのちのリレーを見てきました。
さてしかしそれが往生浄土とどう関係するのかと言われるかもし..
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「ほとけのいのち」へ帰る
(4)「ほとけのいのち」へ帰る
では「ほとけのいのち」へ帰るということはどういうことでしょう。
ぼくの頭には鮭の一生がうかびます。河の上流で卵からふ化した稚魚は次第に成長して、時期が来ると..
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「ほとけのいのち」
(3)「ほとけのいのち」
それにしても曇鸞はどうして苦労して手に入れた道教の経典を焼き捨て、観無量寿経にあらわされた浄土の教えに帰したのでしょう。菩提流支は往生浄土の教えに勝る不老長生の術はな..
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不老長生
(2)不老長生
曇鸞讃の第1首です。
「本師曇鸞和尚は 菩提流支(ぼだいるし)のをしへにて 仙経ながくやきすてて 浄土にふかく帰せしめき」(第21首)。
「曇鸞和尚はしなくも、菩提..
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