記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,746件
名号不思議の海水は
(22)名号不思議の海水は
次の二首は本願の海について詠います。
「名号不思議の海水は 逆謗(ぎゃくほう)の屍骸(しがい)もとどまらず 衆悪の万川(ばんせん)帰しぬれば 功徳のうしほに..
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知らしめられる
(21)知らしめられる
何度も繰り返すようで恐縮ですが、氷は解けて水となることで、はじめて氷であることが分かるのであり、いつまでも解けませんと、氷であることが明らかになりません。
童話風に..
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こほりおほきにみづおほし
(20)こほりおほきにみづおほし
闇は光に縁ってはじめて闇であり、光も闇に縁ってはじめて光であるということ、あるいは、氷は水に縁ってはじめて氷であり、水も氷に縁ってはじめて水であるということ、..
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こほりとみづ
(19)こほりとみづ
夢から覚めてはじめて夢のなかにいたことに気づきます。覚めない限り、これが夢だと思うことはありません。同じように、光に遇うことではじめて闇のなかにいたことに気づくのであり..
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一念歓喜
(18)一念歓喜
「濁っていたこころが澄む」のが他力である所以は、自分からそうしようと思うのではなく、気がついたらそうなっていたということです。親鸞はしばしば自然(じねん)ということばでそれを..
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プラサーダ
(17)プラサーダ
では「他力の信」とは何か。「如来回向の信心」とか「賜りたる信心」ということばには、どうにもストンと肚に落ちない感じがつきまといます。信心とはこころのありようを指しますが、そ..
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自力の信と他力の信
(16)自力の信と他力の信
次の和讃です。
「論主の一心ととけるをば 曇鸞大師のみことには 煩悩成就のわれらが 他力の信とのべたまふ」(第37首)。
「天親菩薩の一心を、曇鸞大師う..
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「生死すなわち涅槃」と「涅槃すなわち生死」
(15)「生死すなわち涅槃」と「涅槃すなわち生死」
往相の回向により「生死すなわち涅槃」の境地がひらけると詠われていました(第35首)。とするならば還相の回向により「涅槃すなわち生死」の境地が..
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「わたしが救われる」と「みんなが救われる」
(14)「わたしが救われる」と「みんなが救われる」
第35首で、往相の回向により「悲願の信行えしむ」とありましたが、今度は、還相の回向により「利他教化の果をえしむ」のです。分かりやすいことばに..
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真理はここにある
(13)真理はここにある
チルチルとミチルのことが頭をよぎります。青い鳥という名のほんとうの幸せがどこかにいるはずだと思い、それをもとめて「わが家」を後にする。でも、どこまでいっても青い鳥は..
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真理はどこかにある
(12)真理はどこかにある
「生死すなわち涅槃」という境地にこちらから入ろうとしても、到底入れるような気がしませんが、あるときふとその境地にもう入っていることに気づく。これが往相は如来の回向..
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生死すなはち涅槃なり
(11)生死すなはち涅槃なり
往相回向は弥陀からやってくることを次の和讃はこう詠います。
「往相の回向ととくことは 弥陀の方便ときいたり 悲願の信行えしむれば 生死すなはち涅槃なり」(..
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