記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,836件
宿縁と他力
(8)宿縁と他力
すべては宿縁によるという思想がまとめて説かれているのが『歎異抄』第13章です。「よきこころのをこるも、宿善のもよほすゆへなり。悪事のおもはせらるるも、悪業のはからふゆへなり。..
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出離の強縁
(7)出離の強縁
次の和讃です。
「曠劫多生(こうごうたしょう)のあひだにも 出離(しゅつり)の強縁(ごうえん)しらざりき 本師源空いまさずば このたびむなしくすぎなまし」(第101首..
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文字と声
(6)文字と声
経典に書かれた文字はそのままでは横に寝ています。そして横に寝たままでは「経典にそう書いてあるだろ」と言われても、「確かに書いてあるが、それで?」としかなりません。実際、法然も『..
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いかでか真宗をさとらまし
(5)いかでか真宗をさとらまし
次の和讃です。
「善導・源信すすむとも 本師源空ひろめずは 片州濁世(じょくせ)のともがらは いかでか真宗をさとらまし」(第100首)。
「善導・源..
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かの仏の願に順ずるがゆゑなり
(4)かの仏の願に順ずるがゆゑなり
諸行は難であるのに対して念仏は易であると説くところで、法然は『往生要集』から「念仏を勧むるは、これ余の種々の妙行を遮せんとするにはあらず。ただこれ、男女・貴..
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選択本願とは
(3)選択本願とは
次に「浄土真宗をひらきつつ 選択本願のべたまふ」について。前に、源信の『往生要集』は浄土の教えを要領よくまとめたものだが、そのなかには親鸞的な眼から見れば真もあれば仮もあり..
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智慧光のちからより
(2)智慧光のちからより
次の和讃です。
「智慧光のちからより 本師源空あらはれて 浄土真宗をひらきつつ 選択本願のべたまふ」(第99首)。
「智慧光仏のちからより、本師源空あらわ..
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本師源空世にいでて
第11回 源空讃(その1)
(1)本師源空世にいでて
さて七高僧最後の源空讃です。20首ありますが、その第1首。
「本師源空世にいでて 弘願(ぐがん)の一..
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またしても宿業
(25)またしても宿業
人間には煩悩があるが、それを抑えて悪事をなさないようにするところにこそ人間の尊厳がある。これはすっと頭に入る分かりやすい考えです。
しかし宗教はもうひとつ先にいきま..
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極悪深重の衆生
(24)極悪深重の衆生
源信讃の最後の和讃です。
「極悪深重の衆生は 他の方便さらになし ひとへに弥陀を称してぞ 浄土にうまるとのべたまふ」(第97首)。
「極悪衆生のためとては、..
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寤寐(ごび)に忘るることなかれ
(23)寤寐(ごび)に忘るることなかれ
念仏者は「この身のあしきことをばいとひすて」るべきだと言うのではありません。念仏者はおのずから「この身のあしきことをばいとひすて」ようと思うものだと言っ..
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世をいとふしるし
(22)世をいとふしるし
念仏とは本願名号に救われたことを喜ぶということですから、そこから社会生活についての規範がでてくることはありません。がしかし、だからといって両者の間に何のつながりもない..
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