記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,833件
功徳は行者の身にみてり
(17)功徳は行者の身にみてり
以上で源空讃が終わり、最後に結讃二首がきます。その第一首。
「五濁悪世の衆生の 選択本願信ずれば 不可称不可説不可思議の 功徳は行者の身にみてり」(第1..
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往生は信心のときでもあり、また臨終のときでもある
(16)往生は信心のときでもあり、また臨終のときでもある
往生ということばには曖昧さがつきまといます。親鸞もその曖昧なことばを使わざるをえませんから、どうしても多義性が出てこざるをえないのです..
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浄土への旅
(15)浄土への旅
往生とは「浄土へ往くこと」ですが、それは瞬間移動(テレポーテーション)のような点ではなく、浄土へ向かう長い旅ではないかということについて考えているところです。ではこの浄土..
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線としての往生
(14)線としての往生
114首と117首に「浄土にかへりたまひにき」「浄土に還帰せしめけり」という表現が出てきます。法然上人は自分の故郷である「ほとけたちの浄土」へと帰っていかれたという..
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本師源空のをはり
(13)本師源空のをはり
次の和讃です。4首を一気に読みます。
「阿弥陀如来化してこそ 本師源空としめしけれ 化縁(けえん)すでにつきぬれば 浄土にかへりたまひにき」(第114首)。
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「わたしのいのち」と「ほとけのいのち」
(12)「わたしのいのち」と「ほとけのいのち」
「ほとけのいのち」が「わたしのいのち」となるのですから、「わたしのいのち」は「わたしのいのち」のままで「ほとけのいのち」でもあります。蛙の卵が孵..
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「かの土」と「この土」
(11)「かの土」と「この土」
次の和讃です。
「粟散(ぞくさん)片州に誕生して 念仏宗をひろめしむ 衆生化度(けど)のためにとて この土にたびたびきたらしむ」(第113首)。
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「往生さだまる」という言い回し
(10)「往生さだまる」という言い回し
「信心さだまるとき往生またさだまるなり」という表現は「信心がえられたとき、かならず往生できるということがさだまる」と穏やかに受け取ることもできます。「往..
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意味の地層
(9)意味の地層
仮の教えは真の教えへと導くための方便として位置づけられますが、親鸞にとってそれだけではなく、もっと大きな意味があるような気がします。
ぼくらがものを言おうとするとどうして..
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真と仮
(8)真と仮
これまで述べてきました親鸞の往生の考え方や往相・還相の考え方からしますと、これらの法然のことばはそのままでは受け入れがたいものがあるに違いありません。親鸞としては、本願に遇えた..
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往生みたびになりぬるに
(7)往生みたびになりぬるに
次の和讃です。二首つづけて読みます。
「命終(みょうじゅ)その期(ご)ちかづきて 本師源空のたまはく 往生みたびになりぬるに このたびことにとげや..
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往相と還相
(6)往相と還相
ここで「表と裏」という補助線(幾何学の証明において不思議な力を発揮するあの補助線)を引きたいと思います。一枚の紙をイメージしていただきたいのですが、往相と還相は一枚の紙の..
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