記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,833件
前念命終、後念即生
(3)前念命終、後念即生
時間はいつでも均一に流れていくというのが、ふつうの感覚です。嬉しいときは速く感じ、辛いときは遅く感じることはありますが、でも一瞬も途切れることなく流れていく。ところが..
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一念喜愛の心
(2)一念喜愛の心
先回の最後に、群生海がそのままで本願海であるという話をしましたが、そのことに気づくのが、「能発一念喜愛心」のときです。
それは、『歎異抄』第1章では「念仏まうさんとおも..
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偈文6
第6回 煩悩を断ぜずして涅槃をう
(1)偈文6
能発一念喜愛心(のうほついちねんきあいしん) 能(よ)く、一念喜愛の心を発すれば、
不断煩悩得涅槃(ふだ..
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「真理のことば」はどこから?
(7)「真理のことば」はどこから?
もう一度「太初(はじめ)に言(ことば)あり、言は神とともにあり、言は神なりき」というヨハネ福音書の冒頭を思い起こしましょう。はじめに「真理のことば」があった..
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仏教は他力である
(6)仏教は他力である
「如来、世に興出したまうゆえは、ただ、弥陀本願海を説かんとなり」という文は「仏教は他力である」ことを宣言しています。真理はみずからつかみ取るものではなく、向こうから与え..
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論理のことばと物語のことば
(5)論理のことばと物語のことば
南無阿弥陀仏は言うまでもなくインドのことばで、「無量のひかりの仏に帰命したてまつる(帰命尽十方無碍光如来)」という意味です。これは釈迦が「真理のことば」を人..
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真理のことば
(4)真理のことば
さてそのような「真理を伝えることば」とは別に「真理のことば」があるのではないか、これがいまの論点です。
「太初(はじめ)に言(ことば)あり、言は神とともにあり、言は神な..
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真理はすでに語られている
(3)真理はすでに語られている
これはしかし普通の真理観ではありません。とりわけ学問の世界においては、真理は日々更新されていくもので、「わたしがこの真理をはじめて見いだした」ということに価値が..
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釈迦はどうして弥陀の本願を
(2)釈迦はどうして弥陀の本願を
「如来所為興出世(如来、世に興出したもう所以は)」の如来とは諸仏のことだと親鸞は解説していますが(そしてそれは仏教を閉じられた宗教にしてしまわないために大事な..
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偈文5
第5回 弥陀と釈迦
(1)偈文5
如来所以興出世(にょらいしょいこうしゅっせ) 如来、世に興出したもう所以(ゆえ)は、
唯説弥陀本願海(ゆいせつみだほん..
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かのくにに生ずるものは
(8)かのくにに生ずるものは
さて最後の「必至滅度願成就(必至滅度の願、成就なり)」です。第3句に詠われた「成等覚証大涅槃(等覚を成り、大涅槃を証する)」を誓うのが第十一願、必至滅度の願で、そ..
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旅はすべてが道中
(7)旅はすべてが道中
旅の醍醐味はその道中にあります。旅には目的地があるものでしょうが、そこに着くことだけが旅の楽しさではありません。むしろ、目的地に向かう道中にこそワクワクした喜びがあるの..
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