記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,833件
盲目的な衝動
(9)盲目的な衝動
スピノザが「自己の有に固執しようと努める努力(コナトゥス)」と言い、フロイトが「リビドー」とよんだもの(これをぼくは「生きんかな」ということばで表してきました)と、仏教で..
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苦しみとは
(8)苦しみとは
苦しみとは気づきだと言いましたが、その証拠に動物たちには苦しみはありません。こんなことを言うと、さしずめ動物愛護協会の人たちから猛然と反論が起こるでしょう、「何ということを..
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不都合な真実を抑圧して
(7)不都合な真実を抑圧して
今度はフロイトに登場ねがいましょう(何だか偉い人をつぎつぎ引き合いに出して権威づけしようとしているようで気が引けますが)。彼の画期的な説が当時の上品なウイーン..
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身もふたもない真実
(6)身もふたもない真実
スピノザは『エチカ』でこんなことを言っています、「おのおのの物は自己の及ぶかぎり自己の有に固執するように努める」(第3部、定理6)、「おのおのの物が自己の有に固執しよ..
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もうすでに与えられている真理とは
(5)もうすでに与えられている真理とは
真理はもうすでに与えられていると繰り返し述べてきましたが、一体どんな真理が与えられているのか。
たとえばユークリッドなら「三角形の内角の和は二直角..
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手に入れる
(4)手に入れる
生きることは、そのすべてが何かを手に入れることであるとなりますと、真理もとうぜん手に入れるものとなるでしょう。
だから自力聖道門は受け入れられやすいのです。厳しい修行をつ..
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目的意識
(3)目的意識
別に目的意識なんてないよ、ただ、したいからしているだけさ、と言われるかもしれません。つきつめれば、真実はそのあたりにあるのでしょう。
呆けないように囲碁をするとしても、さら..
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自力と他力
(2)自力と他力
先回の最後の二句「獲信見敬大慶喜(ぎゃくしんけんきょうだいきょうき)、即横超截五悪趣(そくおうちょうぜつごあくしゅ)」を解説するなかで親鸞はこう言っています、「信心を浄土宗の..
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偈文8
第8回 難の中の難
(1)偈文8
一切善悪凡夫人(いっさいぜんあくぼんぷにん) 一切善悪の凡夫人、
聞信如来弘誓願(もんしんにょらいぐぜいがん) ..
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何も欠けるところはない
(10)何も欠けるところはない
「たてさま」とは上下の位階秩序で、「そこさま」とは横並びにひとつであることを、このエピソードはよく伝えてくれています。真理をこちらから(自力で)つかみ取るとしま..
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たての関係、よこの関係
(9)たての関係、よこの関係
「たて」の関係と言いますと、おのずから上下の関係ということになります。一方が上に立ち、他方が下に控える。それに対して「よこ」の関係は、上下の隔たりのない平等な関係..
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よこさまに超える
(8)よこさまに超える
煩悩は往生の障りにならないどころか、煩悩があるゆえに往生がある(もっと正確に言えば、煩悩の気づきがあるゆえに往生の気づきがある)ということを見てきました。それにつづいて..
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