記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,832件
今生と来生
(7)今生と来生
「今生に本願を信じて、かの土にしてさとりをばひらくと、ならひさふらふ」(『歎異抄』第15章)とありますように、信と行は今生、証は来生というのが、浄土教のイロハでしょう。としま..
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異時因果と同時因果
(6)異時因果を同時因果
これまでは五念門とは当然われらが修める行であるとされてきました。そのことに露塵ほどの疑いもありませんでした。ところが親鸞的感性からしますと、これは法蔵の大行であり、わ..
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自由と必然
(5)自由と必然
「せしめられる」という他力の感覚は縁起の事実にもとづいています。
われらが何かを願うというとき、実はそう願うように取り計らわれている、と言いましたが、それは何か不可思議な..
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縁起ということ
(4)縁起ということ
われらには自由な意志があるか、それとも何かに操られているか。これはまったく正反対のように見えます。自由な意志があるということは、どうするかを最終的には自分で決めるというこ..
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せしめられる
(3)せしめられる
われらが礼拝・讃嘆・作願・観察・回向するのですが、その実、法蔵が礼拝・讃嘆・作願・観察・回向しているということ。
あらためて第18願をみますと、「十方の衆生、心を至し信..
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五念門と五功徳門
(2)五念門と五功徳門
『浄土論』を普通に読みますと、「われら」が五つの行(五念門)を修めることにより、その結果として五つの功徳(五功徳門)を得ることができると了解できます。そして五つの行を修..
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偈文13
第13回 天親-煩悩の林に遊んで
(1)偈文13
帰入功徳大宝海(きにゅうくどくだいほうかい) 功徳大宝海に帰入すれば、
必獲入大会衆数(ひつぎゃくにゅ..
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ひとつ心
(10)ひとつ心
ここで「三心釈」を細かく追うことはできませんが、親鸞は要するに本願の至心・信楽・欲生の三心はみな法蔵の心であると言っているのです。
第18願に「十方の衆生、心を至し信楽し..
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一心を彰す
(9)一心を彰す
さて最後の文、「広く本願力の回向に由りて、群生を度せんがために、一心を彰す」の「一心」とは、天親が『浄土論』冒頭の帰敬偈で「世尊、われ一心に尽十方無碍光如来に帰命したてまつり..
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横超の大誓願
(8)横超の大誓願
「論理のことば」(龍樹の「無所得空」や天親の「唯識説」)が、最終的には「物語のことば」(弥陀の本願名号)に行きつかざるを得ないのはどうしてかを見てきました。それはひと言でい..
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気づきは向こうから
(7)気づきは向こうから
デカルトは「われ思う、ゆえにわれあり」という結論に「みずから」到達したような言い方をしますが、そこにはひとつのごまかしがあることを見てきました。そもそも無意識の前提を..
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われ思う、ゆえにわれあり
(6)われ思う、ゆえにわれあり
デカルトは少しでも疑わしいものはすべて容赦なく捨てていき、ひとつでもいいから疑うべからざるものが残らないかどうかを調べようとしました。そして最終的に「われ思う、..
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