記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,832件
偈文15
第15回 曇鸞-生死すなはち涅槃なり
(1)偈文15
往還回向由他力(おうげんえこうゆたりき) 往還の回向は他力による。
正定之因唯信心(しょうじょうし..
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それぞれの語り
(8)それぞれの語り
では真実の気づきをどう語るかについてはどうでしょう。これは先ほどから言いますように、人それぞれです。龍樹には龍樹の語りがあり、天親には天親の語りがあります(前者が中観とよ..
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真実と方便
(7)真実と方便
聖道門は「今生の悟り」を、浄土門は「来生の往生」をめざす、としてしまいますと(そうするのが一般的でしょうが)、両者はまったく異質の仏教になってしまいます。互いにまったく別の道..
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セクト主義
(6)セクト主義
さてこの「無生の生」という言い回しからは、先にも言いましたように、龍樹の中観派的な匂いがプンプンします。あるいは聖道門的な色合いと言ってもいいでしょう。親鸞がどれほど曇鸞を尊..
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「ほとけのいのち」を生きる
(5)「ほとけのいのち」を生きる
不老長生を求めて道教の経典を持ち帰った曇鸞に対して、菩提流支が『観無量寿経』にこそほんとうの不老長生の教えがあると言ったという話に戻ります。
長生きを願う..
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こちらからと向こうから
(4)こちらからと向こうから
病気平癒や商売繁盛はこちらから願い、求めなければ、向こうからやってくることはありません。病気を治そう、お金を稼ごうと思い、まずもって人事を尽くす。その上で神仏に祈..
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現世利益
(3)現世利益
親鸞も現世利益を説きました。『教行信証』「信巻」には「現生に十種の益をう」として、冥衆(天神地祇)護持の益、至徳具足の益、転悪成善の益、諸仏護念の益、諸仏称讃の益、心光常護の益..
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長生ということ
(2)長生ということ
長生きを願わない人はいないでしょう。病気に苦しみながら長生きしても仕方がないが、健やかに長生きできればそんないいことはないとみんな思っています。わたしは長生きしようなどと..
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偈文14
第14回 曇鸞-仙経を梵焼して
(1)偈文14
本師曇鸞梁天子(ほんしどんらんりょうてんし) 本師曇鸞は、梁の天子、
常向鸞処菩薩礼(じょうこうらんしょぼ..
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未来はすでに現在している
(10)未来はすでに現在している
救いとは「来生に往生する」ことではありません。「来世の幸福のことは、私はマダ実験しないことであるから、此処に陳ることは出来」ないというのが満之の姿勢です。成仏..
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無記の姿勢
(9)無記の姿勢
小谷氏も言われるように、曽我量深の「現世往生論」の淵源は清沢満之の精神主義にあります。
満之の新しさは「わが信念」(これは彼が亡くなる直前に書いた論文のタイトルでもありま..
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正定聚と往生
(8)正定聚と往生
曽我量深は「現世往生論」であると言われますが、彼はもちろん現世に成仏すると言っているわけではありません。現世において心身ともに煩悩からすっかり浄められるなどということがない..
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