記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,746件
往相と還相
(10)往相と還相
これでみますと、往相回向とは「安楽国へ往生せんと」努力することで、還相回向は「生死の稠林に」戻ってきて「一切衆生を教化する」ことと言えるでしょう。どちらも「われら」がするこ..
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世々生々の父母兄弟
(9)世々生々の父母兄弟
『歎異抄』の第5章に「親鸞は父母の孝養のためとて、一返にても念仏したること、いまださふらはず」とあります。亡き父母の供養のために念仏するというのは自然この上ないと思..
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阿弥陀仏とは誰?
(8)阿弥陀仏とは誰?
さて、ぼくらを救うこのことばは一体どこからやってくるのでしょう。「阿弥陀仏に決まっているじゃないか」と言って済ますことなく、そもそも阿弥陀仏とは誰かと問うてみたいと思..
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仏法不思議
(7)仏法不思議
煩悩即菩提という不思議なことばについて考えているところです。これはどう考えても矛盾でしかないのに、ぼくらの胸にしみわたるのはなぜかということです。誰かがこれは真理であると言っ..
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救うことば
(6)救うことば
ぼくらを救うことばは有用な情報を伝達することばではありません。いや、場合によっては、それが有用な情報を与えてくれるものでもあるかもしれませんが、でも、それが有用な情報を与えて..
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煩悩・菩提体無二
(5)煩悩・菩提体無二
煩悩・菩提体無二とは煩悩即菩提と同じで、これは生死即涅槃とともに大乗仏教のエッセンスと言えます。
たとえば『大集経(だいじっきょう)』(曇鸞がこれを注釈しようとし..
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円頓一乗
(4)円頓一乗
次の和讃です。
「本願円頓(えんどん)一乗は 逆悪摂すと信知して 煩悩・菩提体無二と すみやかにとくさとらしむ」(第32首)。
「弥陀の本願まどかにて、極悪人も摂取..
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宿業と他力
(3)宿業と他力
宿業と他力とは、一見、何の関係もないような顔つきをしていますが、宿業の気づきと他力の気づきは実は同じことです。
ぼくらは自分の人生は自分で切り拓いてきたし、これからも切..
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利他と他利
(2)利他と他利
『浄土論』の末尾に、その結論として「菩薩はかくのごとく五門の行を修して自利利他す。速やかに阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい、無上の悟り)を成就することを得る..
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『浄土論』と『浄土論註』
第4回 曇鸞讃(その2)
(1)『浄土論』と『浄土論註』
次の和讃です。
「天親菩薩のみことをも 鸞師ときのべたまはずは 他力広大威徳の 心行いかでかさ..
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こんなすばらしい薬が
(15)こんなすばらしい薬が
さて煩悩という病に気づいていない人に、「こんなすばらしい薬がありますよ」とすすめても気分を悪くさせるだけでしょう。「わたしはそんな病気ではありません」と言われるの..
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浄業さかりにすすめつつ
(14)浄業さかりにすすめつつ
第28首に石壁山玄中寺で曇鸞が念仏往生の教えをすすめたと詠われています。その事績が玄中寺内の石碑に刻まれ、後に道綽がその石碑に出会い、それを機に浄土の教えに帰す..
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