記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,832件
仏の時間
(4)仏の時間
『首楞厳経』の文で戸惑いますのは、阿弥陀仏の脇士であるはずの勢至菩薩が釈迦の前に進み出て「仏足を頂礼して仏にまうしてまうさく」とあることです。釈迦仏の脇士といえば普賢菩薩と文殊..
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本文7
(3)本文7
さて親鸞の解説が始まります。
「勢至獲念仏円通」といふは、勢至菩薩、念仏を獲たまふと申すことなり。獲といふは、うるといふことばなり。うるといふは、すなわち因位のときさと..
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勢至和讃
(2)勢至和讃
『無量寿経』の三つの文が終わり、次に『首楞厳経』から勢至菩薩に関する文が取り上げられています。『首楞厳経』(正式には『大仏頂如来密因修証了義菩薩万行首楞厳経』という長い名で、中..
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本文6
第4回 念仏の心をもつて無生忍に入る
(1)本文6
大勢至菩薩御銘文
『首楞厳経(しゅりょうごんきょう)』言「勢至獲念仏円通(せいしぎゃくねんぶつえんずう) 大勢至法..
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かの業力にひかるるゆゑに
(15)かの業力にひかるるゆゑに
最後の二句「其国不逆違、自然之所牽(ごこくふぎゃくい、じねんししょけん、その国逆違せず、自然の牽くところなり)」について親鸞はこう解説してくれます、「真実信を..
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往き易くして人なし
(14)往き易くして人なし
さて次の「易往而無人(いおうにむにん、往き易くして人なし)」に進みます。
親鸞はこれについて「易往はゆきやすしと也。本願力に乗ずれば本願の実報土にむまるることう..
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世のなか安穏なれ
(13)世のなか安穏なれ
仏教が己の内なる煩悩(我執)に眼を向けるのはその通りです。あらゆる苦しみのもとが己の内なる煩悩であることを見つめよと説きます。そして内なる煩悩に気づくことが取りも直さ..
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ほんとうの怒り
(12)ほんとうの怒り
ここまできて我執としての怒りとほんとうの怒りの違いが見えてきます。
我執としての怒りは身も心も怒りのとりことなって、それが我執によることに気づいていません。そして「..
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悪人正機
(11)悪人正機
この「行動綱領」は「本来あってはならない存在」という眼差しを向けてくる者に対して怒りをもって立ち向かっていくことを宣言します。この怒りは「本来あってはならない存在」という露骨..
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本来あってはならない存在
(10)本来あってはならない存在
そんなときぼくならどうするか。おそらく奪い返そうとして争うでしょう。それができなくても、腹の中では激しく毒づくに違いありません。でも同時に、どこかから「それは..
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涅槃への道
(9)涅槃への道
「悪趣自然閉(悪趣自然に閉じん)」につづいて「昇道無窮極(道に昇るに窮極‐ぐごく‐なし)」とありますが、親鸞はこの一句について「昇はのぼるといふ。のぼるといふは、無上涅槃にい..
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激流を渡る
(8)激流を渡る
仏教に波羅蜜(多)ということばがあります。パーラミタ―の音訳で、激流を超えて安らぎの彼岸に至ることを意味します(到彼岸と言います)。
もっとも古い経典にもすでにこの激流を..
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