記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,832件
本文9
第5回 遇うて空しく過ぐるものなし
(1)本文9
婆藪般豆菩薩(ばそばんずぼさつ)『論(ろん)』曰(わつ)「世尊我一心(せそんがいっしん) 帰命尽十方(きみょうじんじゅ..
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すでに往生の旅のなか
(15)すでに往生の旅のなか
信心が原因となり、往生という結果が生じるという言い方をしますと、それが「ただちに」であるとしても、その間にわずかではあっても時間が経過するようなイメージをもってし..
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信心が起るとは
(14)信心が起るとは
本願の信心をえたそのとき往生がはじまる(「即得往生」)というのはどういうことかを考えているのでした。往生がはじまるまでの人生と、はじまってからの人生はくっきり分かれます..
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指月の譬え(しげつのたとえ)
(13)指月の譬え(しげつのたとえ)
「本願力のいわれを聞く」とき、真理を伝えることばを聞いていますが、「本願力を聞く」とき、真理そのものとしてのことばを聞いています。
「本願力のいわれを..
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願力をきく
(12)願力をきく
親鸞は第18願成就文の「即得往生」ということばに浄土思想の核心をみています(親鸞にとって『無量寿経』のハイライトは第18願成就文だと言っていいと思います)。本願の信心をえた..
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即の時に必定に入る
(11)即の時に必定に入る
『無量寿経』と『首楞厳経』の経文につづいて、これから高僧たちの文が取り上げられていきますが、まずは龍樹の『十住毘婆沙論』です。
この文は「行巻」にも引かれ、また..
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本文9
(10)本文9
龍樹菩薩御銘文
『十住毘婆沙論(じゅうじゅうびばしゃろん)』曰(いわく)「人能念是仏(にんのうねんぜぶつ) 無量力功徳(むりょうりきくどく) 即時入必定(そくじにゅうひつじょ..
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無生忍に入る
(9)無生忍に入る
さて最後の結論部、「われもと因地にして、念仏の心をもつて無生忍に入る。いまこの界において、念仏の人を摂して浄土に帰せしめむ」です。
因地とは因位(いんに)と同じで、菩薩..
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染香人
(8)染香人
こころの奥深くに弥陀の本願があることに気づくとき、あるいは「南無阿弥陀仏」の声が聞こえてきたとき、「如染香人身有香気(染香人の身に香気あるがごとし)」となるとありますが、この染香..
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仏を去ること遠からず
(7)仏を去ること遠からず
『首楞厳経』からの引用文の前段は、勢至菩薩が釈迦如来に向かって超日月光仏から念仏三昧を教えられたと述べるところまででした。ここではそれにつづいて、その念仏三昧のあり..
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本文8
(6)本文8
本文7のつづきです。
「若衆生心憶仏念仏」といふは、もし衆生、心に仏を憶し仏を念ずれば。「現前当来必定見仏去仏不遠不仮方便自得心開」といふは、今生にも仏を見たてまつり、当..
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「永遠」と「いま」
(5)「永遠」と「いま」
久遠の弥陀があるとき誰かに(ここでは勢至菩薩に)本願を届けるということは、永遠が時間の中にふいっと姿を現すということです。これはもう直線の時間では手に負えません。そこ..
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