記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,829件
一念帰命の他力の信心
(2)一念帰命の他力の信心
1・1の最後のところで、「念仏だにももうせば、往生するとばかりおもいつるこころ」と「信心決定のうえに、仏恩報尽のために念仏もうすこころ」が対比されていました。「ただた..
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第1帖・第2通の前段
第2回 第1帖・第2通、第3通
(1) 第1帖・第2通の前段
当流、親鸞聖人の一義(いちぎ)は、あながちに出家発心(ほっしん)のかたちを本(ぼん)とせず、捨家棄(しゃけき)欲(よく)のす..
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文明3年7月
(13)文明3年7月
この「おふみ」の日付に注目しましょう。文明3年というのは、蓮如が吉崎に移ったその年です。4月にこの地に来て、7月にこれが書かれているのです。吉崎御坊の礎が築かれだしたばかり..
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第3段
(12)第3段
第1通の最後、第3段です。
古歌にいはく
うれしさをむかしはそでにつつみけり こよいは身にもあまりぬるかな
「うれしさをむかしはそでにつつむ」といへるこころは、むかしは、雑..
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取り次ぎ
(11)取り次ぎ
ことば尻をとらえて難癖をつけているのではないか、と言われるかもしれません。仏光寺の場合は、名帳・絵系図により、坊主が門徒の救い(往生)を与奪する権限を握るのだから、代官として「..
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如来の御代官
(10)如来の御代官
当面の箇所において、その違いは「如来の御代官」ということばにあらわれています。親鸞ならこういう言い方はしないだろうと思うのです。
代官というのは、如来と衆生を媒介して、如..
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微妙な違い
(9)微妙な違い
「おふみ」を読みますと、そこかしこに親鸞的な感性との微妙な違いを感じざるをえません。違いと言っても、これとはっきり明文化できるようなものではなく、蓮如が親鸞の思想に何か変更を加..
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弟子一人ももたず
(8)弟子一人ももたず
ここで蓮如が「故聖人のおおせ」と言っているのは、言うまでもなく『歎異抄』第6章のことです。そこにある親鸞のことばを蓮如流に解説しているのです。『歎異抄』のことばも著者・唯..
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第1通第2段
(7)第2段
第1通の第2段です。
答ていわく、この不審もっとも肝要とこそ存じ候え。かたのごとく耳にとどめおき候分、もうしのぶべし。きこえめされ候え。故聖人のおおせには、「親鸞は弟子一人も..
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坊主と門徒
(6)坊主と門徒
いよいよ1・1の本文に入りましょう。この「おふみ」のテーマは「坊主と門徒」です。
前に仏光寺派の名帳〈みょうちょう〉・絵系図〈えけいず〉に触れましたが、「坊主と門徒」の関係を..
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5帖おふみ
(5)5帖おふみ
最初の「おふみ」とされるのが、寛正2年(1461)に金森〈かねがもり、滋賀県守山市〉の道西(どうさい)に下されたものです。蓮如47歳のときで、それから84歳まで書き続けたものを..
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おふみ
(4)おふみ
さてようやく「おふみ」です。蓮如が本願寺の勢力を急速に伸ばすことに成功する上で最大の力を発揮したのはこの「おふみ」でしょう。親鸞が京に戻ったのちに、関東の弟子たちに宛てて書いた書簡..
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