記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,829件
明日もしらぬいのち
(14)明日もしらぬいのち
文明5年の4月、蓮如59歳です。いつになく弱気が出ています。文末の一文からしますと、一種の遺言でしょうか。ここに油断ということばが二度出てきます。自分としては油断なく..
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第1帖・第6通
(13)第1帖・第6通
そもそも、当年の夏このごろは、なんとやらん、ことのほか睡眠(すいめん)にをかされて、ねむたく候ふはいかんと案じ候へば、不審もなく往生の死期(しご)もちかづくかとおぼえ..
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十劫安心(じっこうあんじん)
(12)十劫安心(じっこうあんじん)
ちょっと先回りになりますが、1・13にこうあります、「ちかごろは、この方(ほう)念仏者のなかにおいて、不思議の名言(みょうごん)をつかひて、これこそ信心をえ..
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信心定まらないものは往生定まらない、のか?
(11)信心定まらないものは往生定まらない、のか?
さて、この「おふみ」で気になるのは、「この一流のうちにおいて、しかしかとその信心のすがたをもえたる人これなし。かくのごとくのやからは、いかでか..
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施物(せもつ)だのみ
(10)施物(せもつ)だのみ
ときは文明5年の2月、蓮如が吉崎の地に来てまだ1年半というところですが、どうやら押すな押すなの盛況だった様子です。北陸の2月ですから、文のなかにもありますように、雪..
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第1帖・第5通
(9)第1帖・第5通
そもそも、当年より、ことのほか、加州・能登・越中、両三箇国のあひだより、道俗男女、群集をなして、この吉崎の山中に参詣せらるる面々の心中のとほり、いかがと心もとなく候ふ。..
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仏恩報謝のため(つづき)
(8)仏恩報謝のため(つづき)
「親鸞は、父母の孝養のためとて、一返にても念仏まうしたること、いまださふらはず」とあるのは有名ですが(『歎異抄』第5章)、これは父母孝養〈のため〉の念仏だけを言っ..
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仏恩報謝のため
(7)仏恩報謝のため
さて最後の問いは「信心決定してのちには、自身の往生極楽のためとこころえて念仏もうしそうろうべきか、また仏恩報謝のためとこころうべきか」ということです。その答えはもう言うまで..
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信心とは(つづき)
(6)信心とは(つづき)
蓮如のこころのうちを推しはかってみますと、問いのなかで「なにとて、わずらわしく、信心を具すべき」と言い、それに答えて「いまのごとくにこころえそうろう」こと以外に信心はあ..
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信心とは
(5)信心とは
生まれる前から往生できることが定まっている、というのはどういうことでしょう。
おたまじゃくしは、生まれる前から蛙になることが決まっています。ということは、おたまじゃくしは、その..
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正定聚と滅度
(4)正定聚と滅度
まず正定聚と滅度は一つか、それとも別かという問いを立て、明らかに別であると答えます。正定聚は今生の利益、滅度は来生の利益だというのです(これを浄土真宗の教学では現当二(げんと..
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第1帖・第4通の後段
(3)第1帖・第4通の後段
問うていはく、正定聚と滅度とは、一(いち)益(やく)とこころうべきか、また二(に)益(やく)とこころうべきや。
答へていはく、一念発起のかたは正定聚なり。これは..
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