記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,832件
涅槃への旅人
(12)涅槃への旅人
あらためて伝統的な浄土教と親鸞浄土教を対比しておきましょう。伝統的な浄土教においては、あらゆるものごとの焦点が臨終にありました。臨終において正念をたもち念仏することにより..
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ときをへず日をへだてずして
(11)ときをへず日をへだてずして
親鸞の正信偈20句の最後の2句です。この前の6句は信心を得た人の上にも貪愛瞋憎の雲霧がどんよりとかかっているという内容でしたが、この2句はそれと対照的に、信..
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本文36
(10)本文36
獲信見敬得大慶 即横超截五悪趣 信を獲て見て敬ひ大慶を得れば、すなはち横に五悪趣を超截す。
本願に遇うことができ、大いなる喜びに包まれれば、そのとき横さまに五つの迷..
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世をいとふしるし
(9)世をいとふしるし
また本願ぼこりについても同様のことが言えます。悪をなすことは往生にとって何の妨げにもならず、むしろ悪人こそ救われるのだから、もう悪をおそれることはないと考え、そのように..
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涅槃をめざす旅
(8)涅槃をめざす旅
もういちど「涅槃を得ることにさだまる(正定聚)」、「涅槃を得たにひとしい(等正覚)」に戻ります。そして本願名号に遇うことができて正定聚となり等正覚となることを、あらたな旅..
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貪愛瞋憎の雲霧
(7)貪愛瞋憎の雲霧
この6句で、先の「煩悩を断ぜずして涅槃を得る」というのはどういうことかを、日光と雲霧の譬えで語っています。涅槃のひかりに遇うことで、すでに無明長夜の闇ははれ、暁を迎えるこ..
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本文35
(6)本文35
摂取心光常照護 已能雖破無明闇 摂取の心光、つねに照護したまふ。すでによく無明の闇を破すといへども、
貪愛瞋憎之雲霧 常覆真実信心天 貪愛瞋憎の雲霧、つねに真実信心の天..
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壁をつくらない思想
(5)壁をつくらない思想
ぼくらにとって「われ」という壁をつくって生きることが当たり前であり、それ以外の生き方をしたことがないのですから、それが病であるなどと自分で知るはずはありません。むしろ..
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「われ」という壁
(4)「われ」という壁
さて後半二句で、涅槃のひかりに遇うことができると「衆水海に入りて一味なるがごとし」と言います。涅槃のひかりに遇うまでは、やれ小聖だ、凡夫だ、五逆だ、謗法だ、無戒だ、闡提..
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ひかりはすでにここに
(3)ひかりはすでにここに
いのち終わってからはともかく、生きている限り煩悩を断ずるなどということは考えられません。したがって文字通りの涅槃に至るということも考えられません。われらにできるのは..
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煩悩を断ぜずして涅槃を得る
(2)煩悩を断ぜずして涅槃を得る
この4句の底には曇鸞『論註』の思想が流れています。親鸞が曇鸞からどれほど大きな影響を受けているかはいたるところで感じさせられますが、ここでもそれがはっきりあら..
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本文34
第12回 煩悩を断ぜずして涅槃を得る
(1)本文34
能発一念喜愛心 不断煩悩得涅槃 よく一念喜愛の心を発すれば、煩悩を断ぜずして涅槃を得るなり。
凡聖逆謗斉廻入..
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