記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,832件
第4段
(12)第4段
最後の第4段です。
浄土宗のなかに真あり、仮(け)あり。真といふは選択本願なり、仮といふは定散二善なり。選択本願は浄土真宗なり、定散二善は方便仮門なり。浄土真宗は大乗の..
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有念と無念
(11)有念と無念
第2段で定心・散心の対が出てきましたが、ここでは有念・無念の対が登場します。定心も散心も、われらが往生をゲットしようとはからう心ですから、いずれにしても往生は臨終までさだま..
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第3段
(10)第3段
第3段に進みます。
選択本願は、有念にあらず、無念にあらず。有念はすなはち色・形をおもふにつきていふことなり。無念といふは、かたちをこころにかけず、色をこころにおもはず..
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「もうすでに」ゲットされて
(9)「もうすでに」ゲットされて
冒頭のところで言いましたように、親鸞は弟子たちへの手紙でしばしば聖覚の『唯信鈔』を読むよう勧め、それを書写しては送っているのですが、その『唯信鈔』の中に信心に..
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「これから」の色
(8)「これから」の色
さて親鸞は「他力のなかの自力」として「定心と散心(定善と散善)」を上げます。これは善導が『観無量寿経』を注釈するなかで用いているキーワードで、定心についてこう言います、..
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他力のなかの自力とは
(7)他力のなかの自力とは
第1段で、臨終のときに往生がさだまるか、それとも信心のさだまるときに往生がさだまるかは、真実の信心があるかどうかによると述べられました。
信心とはわれらが本願を..
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第2段
(6)第2段
第2段に進みます。
正念といふは、本弘誓願の信楽定まるをいふなり。この信心うるゆゑにかならず無上涅槃にいたるなり。この信心を一心といふ。この一心を金剛心といふ。この金剛心..
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信心のとき往生の旅がはじまる
(5)信心のとき往生の旅がはじまる
われらが本願をしっかり吟味した上で、それを信じるという場合(われらが本願をゲットする場合)、どれほどその信が堅いといっても一抹の不安が残ります。信じるわれら..
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本願を信じるとは
(4)本願を信じるとは
本願を信じるには違いがないのですが、その信のありようが問題です。われらが信をゲットするか、それとも信がわれらをゲットするかの違いです。
何かを信じると言うとき、その..
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臨終まつことなし
(3)臨終まつことなし
ことばの解説の三つ目として「摂取不捨」。弥陀の光明が念仏の衆生をおさめ取って捨てないということで、『観無量寿経』に「一々の光明は、あまねく十方世界を照らし、念仏の衆生を..
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第1段
(2)第1段
4段に分けて読んでいきます。まずその第1段。
来迎は諸行往生にあり。自力の行者なるがゆゑに。臨終といふことは諸行往生のひとにいふべし、いまだ真実の信心をえざるがゆゑなり。..
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はじめに
第1回 信心のさだまるとき往生またさだまる
(1)はじめに
みなさん、こんにちは。これから親鸞が関東の弟子たちに書き送った手紙を読んでいこうと思います。
親鸞は35..
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