記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,832件
ダイモンの声
(9)ダイモンの声
カントの定言命法も、むこうから理性の命令として聞こえてくるのですから、ソクラテスのダイモンの声と似ているとも言えます。しかし定言命法は一般的な命令であるのに対して、ダイモン..
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しるし
(8)しるし
親鸞はそのことを「しるし」という印象的なことばで言い表しています。すでに『末燈鈔』第20通(第7回)、『親鸞聖人御消息集』第7通(第8回)のところで「世をいとふしるし」についてい..
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ねばならない
(7)ねばならない
カントは、純粋に「ねばならない」という意識からなされた行為を道徳的に善であると言います。純粋にと言いますのは、そこに「何かのために」という要素が一切含まれていないということ..
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人の執心、自力のしん
(6)人の執心、自力のしん
災難に遭い悲嘆にくれている人を見たとき、その人を「あはれみ、かなしむ」こころが生まれます。そしてその人を助けてあげたい、悲しみから救い出してあげたいという気持ちにな..
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すゑとほりたる大慈悲心
(5)すゑとほりたる大慈悲心
自信は教人信と別ではなく、自信がそのまま教人信ということですが、さてしかしこれは分かりづらい。
まず自信、その上で教人信というのは分かりやすいですが(なぜなら..
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みづから信じ、人を教えて信ぜしむ
(4)みづから信じ、人を教えて信ぜしむ
親鸞はそこで善導の「自信教人信(みづから信じ、人を教えて信ぜしむ)」を持ち出します、それが「まことの仏恩を、報ひたてまつる」ことであると。そのことを忘れ..
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死者の供養
(3)死者の供養
恵信尼が30年以上も前の出来事をくっきりと覚えているのは、それがよほど印象深かったからでしょう。親鸞が59歳のときに風邪で寝込み、その四日目の明け方に(のちに八日目と訂正され..
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本文つづき
(2)本文つづき
つづく第2段です。
さてこれこそこころえぬことなれ。念仏の信心よりほかには、なにごとか心にかかるべきと思ひて、よくよく案じてみれば、この十七八年がそのかみ、げにげにし..
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『恵信尼消息』第5通
第12回 名号のほかにはなにごとの不足にて
(1)『恵信尼消息』第5通
第3通につづいて第5通を読みます。2段に分け、まず第1段。
善信の御房、寛喜三年四月十四日午..
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「わたしのいのち」はそのまま「ほとけのいのち」
(10)「わたしのいのち」はそのまま「ほとけのいのち」
「わたしのいのち」はかけがえがありませんが、だからと言って他の無数のいのちたちと無関係にそれ自体として存在するわけではなく、他のいのちた..
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勢至菩薩の化身と
(9)勢至菩薩の化身と
ここで化身という思想について考えておきましょう。
初期仏教では仏を色・形をもつ「色身」(釈迦その人です)と色も形もない「法身(ほっしん)」(釈迦の悟った真理です)に..
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御りんずは、いかにもわたらせたまへ
(8)御りんずは、いかにもわたらせたまへ
最後まで読みまして、恵信尼がどうして覚信尼に親鸞にまつわる昔話を語り聞かせようとしたかがあらためてはっきりします。娘が父の「御りんず」の様子に不安を抱..
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