記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,832件
「いま」と「すでに」
(11)「いま」と「すでに」
本願に遇うことについては「いま」と言われ、本願を聞くことは「すでに」と言われます。何げなく言われたのでしょうが、でもこの言い回しから、本願に遇うということ、本願を..
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聞きがたくしてすでに聞くことを得たり
(10)聞きがたくしてすでに聞くことを得たり
次に「聞く」ということ。本願に遇うということは、本願を聞くということです。
聞くといっても、声や音が自然に耳に入ってくる場合と、音楽や話に耳を..
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遇ひがたくしていま遇ふことをえたり
(9)遇ひがたくしていま遇ふことをえたり
親鸞は「遇ひがたくしていま遇ふことをえたり。聞きがたくしてすでに聞くことを得たり」と言いますが、これまでも折にふれて指摘してきましたように、親鸞浄土教..
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経・論・釈の引用
(8)経・論・釈の引用
はじめて『教行信証』を読んだとき、そのほとんどが経・論・釈の引用で、親鸞自身のことばはその谷間に埋もれてしまっているのを見て、これは一体どういう書物だろうと感じたことを..
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第3段本文
(7)第3段本文
序の第3段(最終段)です。
ここに愚禿釈(ぐとくしゃく)の親鸞、慶ばしいかな、西蕃・月氏(せいばん・げっし)の聖典(しょうてん)、東夏・日域(とうか・じちいき)の師釈..
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真理そのものと真理を伝えることば
(6)真理そのものと真理を伝えることば
本願そのものと本願の「いわれ」はまったく別であるということを、真理そのものと真理を伝える(語る)ことばとの関係で考えてみたいと思います。
先回の終わ..
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聞思して遅慮することなかれ
(5)聞思して遅慮することなかれ
「誠なるかな、摂取不捨の真言、超世希有の正法」という詠嘆のあと、「聞思して遅慮することなかれ」と締めくくられます。
「聞思」とは「弥陀の本願を聞いて、ここ..
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誠なるかな
(4)誠なるかな
「たまたま行信を獲ば、遠く宿縁を慶べ」に続いて、「もしまたこのたび疑網に覆蔽せられば、かへつてまた曠劫を経歴せん」とありますが、これも「たまたま行信を獲」たからこそ、「あゝ、..
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たまたま
(3)たまたま
本願は会おうとして会えるものではなく「たまたま」遇うものだということ、それは本願は「こちらからゲットする」ものではなく、「むこうからゲットされる」ものであるということに他なりま..
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弘誓の強縁
(2)弘誓の強縁
弥陀の招喚と釈迦の発遣で思い出すのは、善導の「二河白道の譬え」です。水火の二河に阻まれ進退窮まった旅人の前にひとつの白道が忽然と現れます。そのとき河の東岸から「きみただ決定(..
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序の第2段
第2回 遇ひがたくしていま遇ふことをえたり
(1)序の第2段
序の第2段に進みます。
穢を捨て浄を欣(ねが)ひ、行に迷ひ信に惑ひ、心昏く識(さとり)寡(すくな)く..
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ゆきやすき捷径
(12)ゆきやすき捷径
さて第1段最後の「しかれば凡小修しやすき真教、愚鈍ゆきやすき捷径(せっけい)なり。大聖一代の教、この徳海にしくなし」の部分です。
本願名号は「悪を転じて徳をなす正智..
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