諸仏称名の願
　　　　　　　　第５回　行巻（１）　みなを聞きて往生せんとおもへば （１）諸仏称名の願 　これから「行巻」、正式には「顕浄土真実行文類　二」に入ります。冒頭に「諸仏称名の願」と掲げられ、そ..
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証明するということ
（９）証明するということ 　弥陀の本願が真理であると「証明する」というのは、自分が弥陀の本願に対して「真理」というハンコを押すということです。金子大栄氏が弥陀の本願に「これは真理である」と太鼓判..
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これ真実の教を顕す明証なり
（８）これ真実の教を顕す明証なり 　教巻のはじめに「それ真実の教をあらはさば、すなはち大無量寿経これなり」と宣言し、それを経文の上に証拠立てようと、「如来、無蓋の大悲をもて三界を矜哀したまふ。世..
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本文７
（７）本文７ 　憬興という人ですが、７世紀後半の新羅の法相宗の僧で、『大経』の注釈書である『述文賛』をはじめ、多くの経論の注釈を著しました。親鸞はここだけではなく「行巻」や「真仏土巻」に『述文賛..
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本文６
（６）本文６ 　三つの経文が引かれた後、憬興（きょうごう）の『述文讃（じゅつもんさん）』から次の文が引用されます。 　憬興師のいはく、「今日世尊奇特の法に住したまへり」といふは、神通輪によ..
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仏ましませどもはなはだ値ふことをうること難し
（５）仏ましませどもはなはだ値ふことをうること難し 　世に優曇鉢樹があるものの、華を咲かせるのは三千年に一度といわれるほど稀であるように、世に仏がましましても、仏に「値（もうあ）ふ」ことははなは..
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本文５
（４）本文５ 　技術的なトラブルで更新が遅れました。 　『平等覚経』にのたまはく、「仏、阿難に告げたまはく、世間に優曇鉢樹（うどんばじゅ）あり。ただ実ありて華あることなし。天下（てんげ）に..
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もろもろの有情を哀愍し利楽せんがため
（３）もろもろの有情を哀愍し利楽せんがため 　そしてもう一点、『大経』では阿難が釈迦に問いかけたのは「ふかき智慧、真妙の弁才をおこして、衆生を愍念せんとして」であるとされていました。この言い回し..
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遇ひがたくしていま遇ふことをえたり
（２）遇ひがたくしていま遇ふことをえたり 　『無量寿如来会』とは『仏説無量寿経』の異訳のひとつです。ここで『無量寿経』という経典の成り立ちについてひと言しておきますと、初期大乗経典のひとつとして..
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本文４
　　　　　　　第４回　教巻（その２）　これ如来興世の正説 （１）本文４ 　『仏説無量寿経』（『大無量寿経』、略して『大経』とよばれる経典です）からの引文につづき、『無量寿如来会』から次の一..
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無量億劫にも値ひがたく
（１２）無量億劫にも値ひがたく 　気になるもう一つの点は、どうして如来が世に出て「道教を光闡して群萠をすくひ、めぐむに真実の利をもてせんと」するところに出あうことが「無量億劫にも」難しいのかとい..
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出世の本懐
（１１）出世の本懐 　阿難は釈迦の五徳瑞現を見ることができ、仏々相念の場にいあわせることができたのですが、それはまさに釈迦が「群萠をすくひ、めぐむに真実の利をもてせんと」しようとしていたそのとき..
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