記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,832件
遇うということ
(5)遇うということ
そのことをピタッと言い当てているのが第2の文、「仏の本願力を観ずるに遇ふて空しくすぐるものなし。よくすみやかに功徳の大宝海を満足せしむ」です。
仏の本願力に「遇ふ」と..
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願うより前に願われている
(4)願うより前に願われている
『浄土論』は紛れもなく天親が弥陀の浄土の荘厳を讃嘆し、そこに往生することを願ってあらわした書物です。願生の詩です。そしてその詩をみずから解説するなかで、浄土へ往..
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五念門と五功徳門
(3)五念門と五功徳門
天親の次に取り上げられる曇鸞は『浄土論』の注釈書である『浄土論註』を著し、そこにおいて『浄土論』冒頭の「世尊、われ一心に尽十方無碍光如来に帰命し奉りて、安楽国に生ぜんと..
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『浄土論』という書物
(2)『浄土論』という書物
『浄土論』の正式名称は『無量寿経優婆提舎願生偈』で、無量寿経の教えにのっとり、浄土往生の願いをうたい上げる書ということです(優婆提舎とは「論」と訳され、経典の教えに..
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本文1
第9回 遇ふて空しく過ぐるものなし
(1)本文1
龍樹『十住論』につづいて、天親『浄土論』からの引用です。
浄土論にいはく、「われ修多羅(しゅたら、「スート..
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即の時に必定にいる
(15)即の時に必定にいる
阿弥陀仏を讃える龍樹の偈文はかなりのボリュームですが、親鸞はそこから飛び飛びに引用しています。偈で詠われている内容は多岐にわたりますが、親鸞にとってその核心は「人よ..
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本文5
(14)本文5
龍樹『十住論』の最後は、その阿弥陀仏を讃える偈文です。
偈をもつて称讃せん。無量光明慧、身は真金の山のごとし。われいま身口意をして、合掌し稽首し礼したてまつると。乃至 ..
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阿弥陀仏の本願
(13)阿弥陀仏の本願
しかし親鸞はそんなことを気にする様子はありません、彼独自の読み(聞き取り)をしていくだけです。
「易行品」のもとの文を見てみますと、無量明仏などの十方諸仏だけでなく..
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本文4
(12)本文4
「易行品」からの引用がつづきます。
問うていはく、ただこの十仏の名号を聞きて執持(しゅうじ)して心に在(お)けば、すなはち阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼ..
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久遠の弥陀
(11)久遠の弥陀
さてしかし、過去無数劫の仏・海徳も阿弥陀仏、西方の現在仏・無量明も阿弥陀仏ということをどう理解すればいいでしょう。
ここで少し形而上的な思弁を許していただけるなら、海徳..
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阿弥陀仏?
(10)阿弥陀仏?
「易行品」から飛び飛びに引用されていますので、その流れが分かりにくいかもしれません。大きく三つの部分に分けて要約しますと、第一に、阿惟越致(あゆいおっち、不退転)に至るには..
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とく不退転地に至らんとおもはば
(9)とく不退転地に至らんとおもはば
これまでの「入初地品」、「地相品」、「浄地品」からの引用文は、菩薩が初地に入るというのはどういうことかをさまざまな角度から明らかにするものでした。初地とは..
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