記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,832件
帰るということ
(14)帰るということ
ここで親鸞は、南無阿弥陀仏の「南無」について、善導の「南無といふは、すなはちこれ帰命なり」ということばを手がかりとして、帰命の二字の意味するところをさまざまな書物にもと..
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本文4
(13)本文4
ここまで親鸞は、龍樹、天親、曇鸞、道綽、善導と5人の祖師たちの要文をあいついで引き、「弥陀の名号を称える」ことの意味を明らかにしてきましたが、それにつづいて久しぶりに親鸞自身の..
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知識釈迦の恩を蒙れり
(12)知識釈迦の恩をかうぶれり
さて次に釈迦の証言を聞かせてもらうわれらはどうか。「ほら、虹が」でしたら、その指のさす方を見るだけで同じ経験をすることができますが、釈迦の証言を聞かせてもらう..
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おしへざるに
(11)おしへざるに
ごく当たり前に仏教と言います、「仏の教え」と。しかし釈迦は何かを教えたのでしょうか。前に釈迦は何かを悟ったのではなく、ただ目覚めただけと言いましたが(8)、さらに言えば、..
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本文3
(10)本文3
善導からの引用の最後は『般舟讃』の文です。
またいはく、「門々不同にして八万四(八万四千の法門)なり。無明と果(生死の苦果)と業因とを滅せんための利剣は、すなはちこれ弥..
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本願の証人
(9)本願の証人
「悟る」と言いますと、何か新しい真理をつかみ取るということですが、「目覚める」というのは、これまで気づかずにいたことに、あるときふと気づくということです。それは、気づくより前..
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摂生と証生
(8)摂生と証生
二つ目の文ですが、あまりに短い引用で、これだけで意味を取るのは難しいと言わなければなりません。そこで摂生増上縁と証生増上縁の意味をはっきりさせておきましょう。
摂生増上縁..
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すでに往生していると気づく
(7)すでに往生していると気づく
さて、まだ願船に乗っていなかった人が、あるとき願船に乗せていただくことになったとしますと、それは時間の中のある一点ですから、当然それがいつのことかが問題となり..
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命終らんとする時
(6)命終らんとする時?
一つ目の文ですが、善導が摂生増上縁(念仏の衆生を摂取し往生させる縁)を示すものとして真っ先に上げているのが第18願で、善導流に読み替えた形で表されています。前の『往生..
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本文2
(5)本文2
『観経疏』「玄義分」につづき、『観念法門』から引用されます。
またいはく、「摂生(せっしょう、おさめ取り往生させる)増上縁といふは、『無量寿経』の四十八願のなかに説くがご..
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選択本願という行
(4)選択本願という行
ぼくらは「行」と聞きますと、当然ぼくらが何かをすることであると思います。それ以外にどんな行があるのかと思います。ですから、願だけで行がないという批判は実にもっともで、た..
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すなはちこれ其の行なり
(3)すなはちこれ其の行なり
さて二つ目の文、「またいはく、南無といふは云々」が六字釈とよばれる有名な箇所ですが、これは「玄義分」の後半において、摂論家(無着の『摂大乗論』に依る学派)のいわゆ..
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