記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,831件
摂取不捨の利益
(4)摂取不捨の利益
それを第25首は「摂取不捨の利益」と言います、「信楽まことにうるひとは 摂取不捨の利益ゆゑ 等正覚にいたるなり」と。「摂取不捨」ということばは『観無量寿経』の第九観、いわ..
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囚われに気づきながら、囚われている
(3)囚われに気づきながら、囚われている
もし囚われの気づきをみずから手に入れることができるとしますと、もう二度と囚われないことでしょう。地球は太陽の周りを回っているという真理をみずからつかみ..
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ひとし
(2)ひとし
囚われに気づいたときには、もう囚われから抜け出ていると言いました。「あゝ、これが囚われているということか」と思ったときには、もう囚われていません。
ここに心の囚われの不思議が..
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信ずるとは
第4回 等正覚にいたる
(1)信ずるとは
願作仏心と度衆生心は如来の往相・還相の回向であると述べられてきましたが、その本願力回向を信ずるひとは等正覚にいたると詠わ..
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再び、第17願と第18願
(10)再び、第17願と第18願
たとえば法然と親鸞。法然としては、人を教え導き、救ってあげようなどと思い上がった気持ちがあったわけではないでしょう。ただ、本願に遇うことができ、「ほとけのいの..
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往くことが、そのままで還ること
(9)往くことが、そのままで還ること
往生の始点が信心のときです。本願に遇うことができ、「わたしのいのち」を生きながら、そのままで「ほとけのいのち」を生きていると気づくことができたそのとき、往..
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往って、還るのではなく
(8)往って、還るのではなく
往相も還相もわれらの自力回向ではなく、弥陀の本願力回向であることをみてきましたが、ここから往相と還相の関係について考えることができます。
往相、還相ということ..
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はからわれているから、はからうことができる
(7)はからわれているから、はからうことができる
往相も還相もみな、われらの自力回向ではなく、如来の他力回向であるということ、これは浄土真宗の要となる教えです。先に、願作仏心も度衆生心も、われ..
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往相と還相
(6)往相と還相
回向に往相と還相があることを明らかにしてくれたのは曇鸞の『論註』です(親鸞は『教行信証』の冒頭に「つつしんで浄土真宗を案ずるに、二種の回向あり。一つには往相、二つには還相なり..
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回向ということ
(5)回向ということ
願作仏心と度衆生心はわれらの願いである前に、生きとし生けるものみなにかけられている願いであると言ってきました。法蔵菩薩の誓願とはそれを「しらせんれう」であって、言ってみれ..
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法蔵の願い
(4)法蔵の願い
ここで考えなければならないのは、己が「仏にならん」と願うといい、「よろづの有情を仏になさん」と願うというとき、誰がそう願っているのか、ということです。何を言っているのか、とい..
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願作仏心はすなはちこれ度衆生心
(3)願作仏心はすなはちこれ度衆生心
さて、浄土の大菩提心とは願作仏心のことであり、それはまた度衆生心に他ならないと詠われます。この願作仏心と度衆生心は曇鸞の『論註』に出てくることばで(「この..
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