記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,831件
仏智のもよおし
(5)仏智のもよおし
さてしかし、人知は人間が世界に持ち込んだものにすぎないことをどのようにして自覚できるのでしょう。
「無知の知」には「嘘つきのパラドクス」と同じ困難が待ち構えています。..
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無知の知
(4)無知の知
このことばから頭にうかぶのは、ソクラテスの「無知の知」です。ソクラテスはあるとき思いもよらない神託を受けます。デルフォイの神から「ソクラテス以上の智者はいない」というお告げを受..
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人知と仏智は実はひとつ
(3)人知と仏智は実はひとつ
人知と仏智は二つで一つなどと言いますと、当然こんな疑問が出されるでしょう。「ぼくは人知というのはよく分かるが、仏智なんて何だか知らない、そういうものがあるかどうか..
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仏智を信じるとは
(2)仏智を信じるとは
仏智を信じると言い、罪福を信じると言って、どちらも同じ「信じる」という言い方をしますが、この二つの「信じる」はまったく異なります。まず罪福を信じるから行きますと、こちら..
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罪福ふかく信ぜしめ
第9回 仏智と人知
(1)罪福ふかく信ぜしめ
誡疑讃(かいぎさん)がつづきます。
如来の諸智を疑惑して
信ぜずながらなほもまた
罪福ふかく信..
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七宝の牢獄
(11)七宝の牢獄
ではこの和讃はどう読むべきでしょうか。そのまま読んでしまうと罪福の信になってしまいますが、親鸞がミイラ取りに行ってミイラになったとは考えられませんから、別の読み方をしなけれ..
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ミイラ取りがミイラに
(10)ミイラ取りがミイラに
仏智を信じることと罪福を信じることのコントラストを見てきました。仏智を信じることは罪福を信じないことであり、罪福を信じることは仏智を信じないことです。その上で、こ..
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そのまま生きていていい
(9)そのまま生きていていい
「どう生きる」と「なぜ生きる」という二種類の問い。前者は、われらが生きんとするにあたり、われら自身が立てざるをえない問いですが、後者は、われらが問うには違いないの..
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なぜ生きる
(8)なぜ生きる
若かりし頃を思い出します。高校生の頃のぼくは何か満たされない思いをかかえて生きていました。これといって不足するものがあったわけではありません、経済的な状況にも、家庭的な環境に..
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分かるということ
(7)分かるということ
まず「わたし」がいて、「わたし」がさまざまにはからってものごとを采配している、というのがごく普通の見たてです(はからいとは「計らい」で、要するに計算です。「わたし」は日..
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縁起と本願
(6)縁起と本願
縁起と無我については、同じことを別の言い方をしているだけであるのは見やすいでしょう。縁起とは、あらゆるものごとはお互いに縦横無尽に繋がりあって存在しているということであり、そ..
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仏智を疑う
(5)仏智を疑う
つづく一首を読みましょう。
仏智の不思議をうたがひて
自力の称念このむゆゑ
辺地懈慢(けまん)1にとどまりて
仏恩報ずるこころなし(第61首)
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