記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,831件
二種回向
第7回 如来大悲の恩徳は
(1)二種回向
これまでもしばしば往相回向と還相回向について言及されてきましたが、ここであらためて二種回向の関係が詠われます。
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欣(ねが)へばすなはち浄土につねに居(こ)す
(9)欣(ねが)へばすなはち浄土につねに居(こ)す
善導の『般舟讃(はんじゅさん)』にこんなことばがあります、「厭へばすなはち娑婆永く隔つ、欣へばすなはち浄土につねに居す」と。娑婆を厭う気持ち..
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握りしめる
(8)握りしめる
さてでは切符説の迷妄はどこにあるでしょうか。信心という因により往生という果を得るという図式が貫かれているということ、そして、そのさらに根本に信心も往生も「こちらから」手に入れ..
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切符を手に入れる
(7)切符を手に入れる
親鸞が本願成就文に『大経』の眼目があると見たことは前に述べました。彼は「かの国に生ぜんと願ぜば、すなはち往生をう」ということばをよりどころに、信心のそのとき、現生で正定..
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かたきがなかになほかたし
(6)かたきがなかになほかたし
さらに、往生の因としての信心をえることの難しさが詠われます。
不思議の仏智を信ずるを
報土の因としたまへり
信心の正因うることは
かた..
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信心の門
(5)信心の門
「わたし」が信心をゲットするのではなく、信心が「わたし」をゲットすると言いましたが、それを、こちらから信心の門に入るのではなく、気がついたら信心の門に入っていたと表現することが..
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真実信心うることは
(4)真実信心うることは
信心のあるところ、すでに往生がある、と言っているのが本願成就文の「願生彼国、即得往生、住不退転(かの国に生ぜんと願ぜば、すなはち往生をえ、不退転に住せん)」であると親..
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縁起の法
(3)縁起の法
ヒュームの思索をもとにして考えますと、因果概念の本質はAという現象とBという現象が「継起」するという点にあります。まずAが起り、それに継いでBが起るということ、したがってAとB..
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因果の法則
(2)因果の法則
こうした錯誤を生む元は「因」ということばにあります。仏教で「因」あるいは「因縁」というものと、日常のことばで「原因」というものとの間には微妙ですが、しかし根本的な違いがありま..
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真実報土の正因
第6回 信心と往生
(1)真実報土の正因
往生の正因について詠われます。
真実報土の正因1を
二尊2のみことにたまはりて
正定聚3に住すれ..
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自身は現にこれ
(10)自身は現にこれ
まず法の深信が出され、「本願は云々」、「仏智は云々」と言われますと、何か独断的な響きがしないでしょうか。とりわけ、本願に遇うという経験、仏智に気づくという経験をしていな..
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二種深信
(9)二種深信
願力は無窮と信じることと、己は罪悪深重であると信じること。もっと簡単に、本願(光)に気づくことと、煩悩(闇)に気づくこと。この二つは二にして一であると繰り返し述べてきました。前..
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