記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,831件
内心外道に帰敬せり
第12回 愚禿悲嘆述懐(つづき)
(1)内心外道に帰敬せり
愚禿悲嘆述懐のつづきですが、これまでとは色合いが異なってきます。
五濁増1のしるしには
こ..
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功徳は十方にみちたまふ
(9)功徳は十方にみちたまふ
何度も言いますが、そんな気づきはない方がいいのかもしれません。何の疑いもないまま「われ先に」生きていく方がよほど幸せな人生かもしれません。でも、如何せん、「そんな..
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無慚無愧のこの身にて
(8)無慚無愧のこの身にて
次の和讃がその疑問に答えてくれます。
無慚無愧(むざんむぎ)のこの身にて
まことのこころはなけれども
弥陀の回向の御名(みな)なれば
功徳..
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われ先に
(7)われ先に
もういちど割り込みに戻りますと、後悔がおこるのは「割り込みをするなかれ」という理性の命令に従わずに割り込みをしてしまったからであり、だからこそ理性が「どうして理性に従わないのか..
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後悔と懺悔
(6)後悔と懺悔
しかし重ねてお聞きしたい、「あなたが割り込みをしてはならぬ、とみずからにきつく命じるのは、あなたのなかに割り込みの衝動が潜んでいるからではないでしょうか」と。もしその衝動がな..
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割り込み
(5)割り込み
縁起の法によりますと、あらゆるものごとは他の無数のものごととの縦横無尽のつながり(縁)のなかにあり、それだけとして取り出すことはできません。としますと、理性の無条件の命令に従う..
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自由と宿業
(4)自由と宿業
ひとは真実の心をもとうとしてももてない、とか、ひとは自由でない、などと言いますと、ひとを見下げ果てるというか、あまりにも否定的な見方のような気がします。対して、ひとは自由であ..
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真実の心があるか
(3)真実の心があるか
親鸞には善導のことばが「善い人であるかのような顔をするな、お前の心には虚仮がはびこっているのだから」と聞こえたのに違いありません。
『観経』の文章を素直に読めば「至..
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虚仮不実のわが身
(2)虚仮不実のわが身
「虚仮不実のわが身」で思い出しますのは、善導『観経疏』散善義の至誠心釈です。『観経』に「至誠心・深心・回向発願心の三心があって往生できる」とあるのを善導は詳しく解説して..
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愚禿悲嘆
第11回 愚禿悲嘆述懐
(1)愚禿悲嘆
さてこれから愚禿悲嘆述懐和讃です。その第1首を読みますと「愚禿悲嘆述懐和讃」と名づけられたわけが分かります。
浄土..
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無始よりこのかたこの世まで
(10)無始よりこのかたこの世まで
この和讃で、観音菩薩に多々のごとく、阿摩のごとくに寄り添ってもらえるのは「無始よりこのかたこの世まで」だと詠われます。
先ほどこういいました、レモンに気..
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気づきに縁って
(9)気づきに縁って
「気づかれる前からレモンは部屋にあった」と言うあなたにお尋ねしたい、どういう根拠でそう言えるのでしょう。そう断言できるということは、あなたは部屋にいてレモンがあることに気..
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