記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,831件
本文3
(6)本文3
いま所修の念仏三昧に約するに、いまし仏力をたのむ。帝王(たいおう)に近づけばあへておかすものなきがごとし。けだし阿弥陀仏、大慈悲力・大誓願力・大智慧力・大三昧力・大威神力・大摧邪..
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魔の仕業
(5)魔の仕業
ここで話題となっている魔とは修行中の行者に現れてはその妨げをなす一種の幻覚をさします。引用文のなかに、観経に説かれる臨終の来迎の超自然的なありようは魔の仕業ではないかという問い..
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本文2
(4)本文2
元照の『観経義疏』からの引用がつづきます。
またいはく、「いま浄土の諸経にならびに(ことごとく)魔をいはず。すなはち知んぬ、この法に魔なきこと明(あき)らけしと。山陰の慶..
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信心がそのまま往生
(3)信心がそのまま往生
自力が自力でありながら、そっくりそのまま他力のなかであるとしますと、そのことを信じるのもまた他力ということになります。
すべては他力のなかであると言いながら、そう..
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ひとり常途にことなる
(2)ひとり常途にことなる
さて元照がこの文で言わんとしているのは、浄土の教えが「ひとり常途にことなる」ことです。どこが異なるかと言いますと、賢愚に関係なく、緇素に関係なく、修行に関係なく、造..
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本文1
第3回 ひとり常途にことなる―元照など
(1)本文1
これまで傍依の諸師、法照・憬興・張掄・慶文とつづいて引用されてきましたが、次は元照(がんじょう)の『観経義疏』..
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弥陀の名号とは
(15)弥陀の名号とは
ここで「真応の身」と言われ、「慈悲海」と言われ、「誓願海」と言われ、「智慧海」と言われ、「法門海」と言われているのは、みな「ほとけのいのち」のことでしょう。「ほとけのい..
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本文5
(14)本文5
次は山陰(慶文)の文です。
台教(天台宗)の祖師、山陰(地名)、慶文(けいぶん)法師のいはく、「まことに仏名は真応の身(報身のこと)よりして建立せるがゆゑに、慈悲海より..
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能動と受動
(13)能動と受動
国分功一郎氏の『中動態の世界』は刺激的な本で、さまざまな示唆を与えてくれますが、いまの問題を考える上でも大事なヒントが得られます。中動態とは何かをざっくりと整理しておきます..
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無常と常住
(12)無常と常住
浄土の教えには二項対立があふれています。思いつくまま上げますと「難行と易行」、「自力と他力」、「穢土と浄土」、「煩悩と菩提」、「無常と常住」など。それぞれの前項である「難行..
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あゝ夢幻にして真にあらず
(11)あゝ夢幻にして真にあらず
親鸞は念仏を讃える文としてこれを取り上げているに違いありませんが、この張掄の文には、伝統的な浄土教に特有のエートス、独特の匂いが色濃く立ちこめています。これを..
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本文4
(10)本文4
憬興の次は、張掄(ちょうりん)の文です。
『楽邦文類』にいはく、「総管(軍事を司る)の張掄(ちょうりん、宋代の人、日々念仏にはげむ)いはく、仏号はなはだたもち易し、浄土..
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